タイ観光・スポーツ省(Ministry of Tourism and Sports: MOTS)が2020年11月の外国人旅行者統計を発表しています。
それによると、11月1日~30日に観光目的で訪タイした外国人は計3,065人(速報値)。日本人は87人で、10月の35人からは増えたものの、昨年11月は15万人以上の日本人観光客がタイを訪れていたので現状はその1%にも満たないことになります。
国籍別トップ5は、中国914人、カンボジア257人、ドイツ233人、イギリス163人、アメリカ133人の順。
タイでは10月末以降、入国制限を一部緩和し観光ビザ(Tourist Visa)や特別観光ビザ(Special Tourist Visa, STV)での渡航が可能になったことで、3月末以来約7か月ぶりに観光客の訪タイが実現。さらに今月に入り、日本などを対象にビザ無しでの渡航を認めることを発表していますが、事前の入国許可証(COE)の取得やタイ到着後の14日間の隔離措置などはこれまで通りで変更はないため、今後も旅行者数が限定的なものに留まるのは確実です。
今年1月~11月におけるタイの外国人観光客数及び日本人観光客数は以下の通りです。
観光客数(前年同月比) | 日本人観光客数(前年同月比) | |
---|---|---|
1月 | 3,810,155(+2.46%) | 157,597(+1.71%) |
2月 | 2,061,990(-42.78%) | 136,045(-15.94%) |
3月 | 819,429(-76.41%) | 26,456(-83.24%) |
4~9月 | 0 | 0 |
10月 | 1,201(-99.96%) | 35(-99.97%) |
11月 | 3,065(-99.91%) | 87(-99.94%) |
(出典: Ministry of Tourism and Sports)
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