タイ国際航空、事業再建のため保有機材を半減へ 機種も3機種に縮小予定

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昨年経営破綻したタイ国際航空(Thai Airways International)は、現在、再建にむけ計画案を作成している段階ですが、事業体制のスリム化のため機材数の縮小及び大幅な人員削減が予定されています。

タイ国際航空のエアバスA350-900
タイ国際航空のエアバスA350-900

地元メディアの情報によると、同社が保有する機材のうち、エアバスA330、エアバスA380、ボーイング747-400、ボーイング777-200、ボーイング777-200ER、ボーイング777-300は全て退役・売却し、今後は、エアバスA350、ボーイング777-300ER、ボーイング787の3機種のみで運航を継続する計画。総機材数は40機前後にまで減り、破綻前の半分程度となります。

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また、現在約1,300人いるパイロットについては400人前後をリストラし、少なくとも2023年までは新規パイロットの採用も行わないとのこと。タイ国際航空による再建計画案詳細は今月中には発表される予定となっています。

タイ国際航空の保有機材一覧