日本と東南アジアを結ぶLCC路線の再開・新設予定 7月~8月

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運休が続いていた日本と東南アジアを結ぶLCC路線も日本側の水際措置が緩和されつつあることなどからようやく再開する動きが本格化しています。

成田空港
成田空港

まず、7月2日にベトジェットエア(Vietjet Air)が福岡~ハノイ線を開設。さらに翌3日には中部~ハノイ線にも就航。同社は既に成田~ハノイ線、成田~ホーチミン線、関西~ハノイ線、関西~ホーチミン線を運航中で日本の就航都市は4都市に拡大。

ベトジェットエアがハノイ線に就航を発表 | セントレア
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次いで、当初は6月から週4便で運航再開予定だったタイ・エアアジアX(Thai AirAsia X)の成田~バンコク線。現時点では7月中は週2便となっていて、成田発便は7月4日から予約可能です。バンコクでは以前のドンムアン空港ではなくスワンナプーム空港を発着。LCCによる同区間の直行便はZIPAIRに次いで2社目となります。

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7月15日にはエアアジアX(AirAsia X)が羽田~クアラルンプール線を再開予定。日本とマレーシアを結ぶLCCによる直行便はこれが唯一です。

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さらに、7月16日にはタイ・ベトジェットエア(Thai Vietjet Air)が福岡~バンコク線を新規開設。福岡とバンコクを結ぶLCC路線は以前はジェットスター・アジアやタイ・エアアジアXが運航していましたが、現在はレガシーキャリアを含め直行便は無くこれが唯一となります。



また、現在、台北経由の成田便を運航しているシンガポールのスクート(Scoot)は8月1日から成田~シンガポール間の直行便を開設することを発表。同区間のLCC便はZIPAIRに次いで2社目。同社は9月1日から関西~シンガポール線も再開するとしています。

これ以外に既にフィリピンのセブパシフィック航空(Cebu Pacific)は成田、中部、関西、福岡の4都市からマニラへの路線を運航中で、7月からはバンコク、ハノイ、ホーチミン、マニラ、クアラルンプール、シンガポールの6都市へLCC直行便でアクセスできることになります。

原油高による燃油サーチャージの高騰や円安での航空券価格の上昇もあり、格安航空会社を利用する価値は今まで以上に高まっているのではないでしょうか。

バンコク(スワンナプーム)

成田発
ZIPAIR
タイ・エアアジアX(7月4日~)
福岡発
タイ・ベトジェットエア(7月16日~)

ホーチミン

成田発
ベトジェットエア
関西発
ベトジェットエア

ハノイ

成田発
ベトジェットエア
関西発
ベトジェットエア
中部発
ベトジェットエア(7月3日~)
福岡発
ベトジェットエア(7月2日~)

マニラ

成田発
セブパシフィック
関西発
セブパシフィック
中部発
セブパシフィック
福岡発
セブパシフィック

シンガポール

成田発
ZIPAIR
スクート(8月1日~)

クアラルンプール

羽田発
エアアジアX (7月15日~)