タイ政府は、現在建設中のバンコクと東北部ノーンカーイを結ぶ高速鉄道の第1期工事区間であるバンコク~ナコーンラーチャシーマー(コラート)間は2027年に開業予定であるとし、現時点での工事の進捗状況を明らかにしています。
バンコク~ナコーンラーチャシーマー間の路線距離は約251km(地上部分が約54km、高架部分が約189km、トンネル部分が約8km)。
高速鉄道開通後はバンコクから東北部の中心都市コラートまでを約90分で結ぶ予定で、クルンテープ・アピワット中央駅(バンスー中央駅)、ドンムアン駅、アユタヤ駅、サラブリー駅、パークチョン駅、ナコーンラーチャシーマー駅の計6駅が設置されます。
2023年2月時点では全14土木工事契約のうち、完工したのが1か所、工事中が10か所、未契約が3か所。各契約ごとの進捗状況は以下の通りとなっています。
クランドン~パンアソーク(3.5km) 100%
シーキウ~クッチック(11km) 97.88%
ムアックレック~ラムタコーン間のトンネルを含む区間(12.23km) 11.42%
バンダイマー~ラムタコーン(26.10km) 18.63%
ラムタコーン~シーキウ及びクッチット~コークルワット(37.45km) 47.54%
コークルワット~ナコーンラーチャシーマー(12.38km) 3.40%
ドンムアン~ナワナコン(21.80km) 0.13%
ナワナコン~バーンポー(23km) 6.40%
チェンラークノーイ車両基地 0.04%
プラケオ~サラブリー(31.60km) 0.20%
サラブリー~ケンコーイ(12.99km) 34.04%
未契約の3か所は、ケンコーイ~クランドン及びパンアソーク~バンダイマー(30.21km)、バンスー~ドンムアン(15.21km)、バーンポー~プラケオ(13.30km)。
タイ政府によるアナウンスは以下よりどうぞ(タイ語)。