ミャンマー観光省は、今年同国を訪れた外国人旅行客が100万人を突破する見込みであることを明らかにしています。
内訳は、ヤンゴンとマンダレーの両国際空港利用者が約60万人、タイや中国など隣国からの陸路による入国者が約40万人とのことです。
同省による統計データを見ると、2008年から昨年までの4年間での増加数が約8.5万人程度だったのに対して、今年は昨年比約20万人の増加という大幅な伸びを示しています。
ミャンマーを訪れた外国人旅行客の推移
年 | 観光客数 |
---|---|
2008年 | 731,230 |
2009年 | 762,547 |
2010年 | 791,505 |
2011年 | 816,369 |
2012年 | 100万人以上 |
(出典:the Ministry of Hotels and Tourism, Myanmar)
民主化の流れを受け、外国人ビジネスマンや観光客が急増していることで、特にヤンゴンでのホテル不足は深刻なようですし、今後は電力や交通機関などのインフラも含めた各施設の充実が大きな課題となってくるのではないでしょうか。
ちなみに、東南アジアの中での昨年の外国人観光客数上位国は、マレーシアがトップで2,458万人、次いでタイが1,910万人、以下、シンガポール1,039万人、インドネシア765万人などとなっています(出典:World Tourism Organization)。
日本は、昨年は震災の影響で外国人観光客が激減し約622万人でしたが、今年は10月までに700万人を突破していて、最終的には一昨年並みの800万人台となることが確実視されています(関連リンク:日本政府観光局 – 訪日外客の動向)。