インドネシア・スマトラ島北部で建設中だった、クアラナム国際空港(Kuala Namu International Airport)が2013年7月25日に開港することが明らかになっています。
(photo by Pasadena12)
運営者であるインドネシア空港公団のアンカサプーラⅡ社によると、同空港は長さ3,750メートル×幅60メートルの滑走路を持ち、ターミナル総床面積は65,000m²、年間旅客対応能力900万人と、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港に次ぐ同国内第2の規模。IATA空港コード(3レターコード)には「KNO」が割り当てられています。
より大きな地図で クアラナム国際空港 (Kuala Namu International Airport) を表示
北スマトラ州の州都メダンとは、インドネシア初となる空港アクセス鉄道のエアポートレールリンクで結ばれる予定(所要時間は約45分)。また、空港とメダン市内とを結ぶ高速道路も現在建設中で、こちらは来年末の完成を目指しているとのことです。
7月25日以降、メダン発着の路線のほとんどがクアラナム国際空港を利用することになりますが、現在使用中のポロニア国際空港も閉港にはせず、一部定期便やプライベートジェットなどが利用する空港として存続していくようです(ポロニア国際空港は軍用機専用の空港となりました)。
ここ数年慢性的な混雑で悪評の高かったポロニア空港から新空港へ移ることで、メダン市内から距離的には遠くなってしまうものの、空港オペレーションという面では改善されていくのではないかと思います。
メダン市内からはタクシー、エアポートレールリンク、バスなどでアクセスが可能です。