世界中の航空会社のフライトスケジュールや運航情報などを提供しているOAGが、2015年版のハブ空港ランキングを発表しています。
同社がOAG Megahubs Indexと名付けている指標で、乗り継ぎ可能な航空ダイヤがどの程度組まれているかという点を重視しているのが特徴。最近は単純に利用旅客数が多い空港をハブ空港と呼ぶケースもありますが、これはどちらかというとハブ(hub)の持つ本来の意味に近いデータをランキングしたものということになります。
世界全体での順位はアメリカの空港が上位を独占していて、アトランタ、シカゴ・オヘア、ダラス・フォートワース、シャーロット・ダグラス、ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタルがトップ5。
アジアに限定したランキングを作ってみると以下のような結果になりました(順位欄のカッコ内は総合順位)。
アジアのハブ空港 トップ12
順位 | 空港名 | 場所 |
---|---|---|
1 (17) | スカルノ・ハッタ国際空港 | ジャカルタ |
2 (18) | 羽田空港 | 東京 |
3 (21) | チャトラパティ・シヴァージー国際空港 | ムンバイ |
4 (23) | チャンギ国際空港 | シンガポール |
5 (26) | インディラ・ガンディー国際空港 | デリー |
6 (31) | 上海浦東国際空港 | 上海 |
7 (36) | ジュアンダ国際空港 | スラバヤ |
8 (41) | 香港国際空港 | 香港 |
9 (42) | クアラルンプール国際空港 | クアラルンプール |
10 (46) | ニノイ・アキノ国際空港 | マニラ |
11 (49) | スワンナプーム国際空港 | バンコク |
12 (50) | ドンムアン空港 | バンコク |
(出典: OAG)
アジアトップになったジャカルタのスカルノ・ハッタをはじめ、スラバヤのジュアンダ、インド2空港などは国内線の便数が圧倒的に多く、順位を押し上げる結果に。羽田空港についても同様に「国内線のハブ空港」ということが言えますね。
スカルノ・ハッタ国際空港。
国際線のみのチャンギが4位(総合23位)に入っていて、名実ともにアジアを代表するハブ空港はやはりここかなという感じです。また、バンコクではスワンナプームとドンムアンの2空港がトップ50にランクインしている点も目に付きますね。
LCC限定のランキングや指標の算出方法など詳細は下記で確認することが可能です(データをダウンロードするためには要登録)。