クアラルンプールを発着する北部方面行きのバスがバンダー・タシッ・スラタン・バスターミナルへ移転

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クアラルンプール中心部のプドゥラヤ・バスターミナル(プドゥ・セントラル・バスターミナル)を発着するバス路線のうち、北部方面行きバスの大部分が11月1日よりバンダー・タシッ・スラタン・バスターミナル(TBS)へ移転することになったようです。

(Photo by Arne Müseler)

同国の陸上公共交通委員会(SPAD)が明らかにしているもので、対象となるのはクアラルンプールとペラ、ペナン、ケダー、プルリスの各州を結ぶ路線。具体的にはイポー、タイピン、アロースター、ジョージタウン、バターワースなどがこれに該当します。

但し、全ての路線が移転されるわけではなく、現在635ある北部方面行きのバス路線のうち、対象となっているのは535路線。11月以降にKL発着の北部路線を利用される方は、自分が乗る便がどちらのバスターミナルから出発するのか事前に確認することをおすすめします。

一方で、プドゥラヤバスターミナルは近距離向けに特化したターミナルとして今後も使用され、クアラルンプール国際空港(KLIA及びKLIA2)、セレンバン、タンジュンマリムなどの路線は引き続きこちらから運行するとのこと。

今回の移転はKL市内中心部の渋滞緩和が主な目的のようですが、TBSはKL南部郊外に位置しているため、ブキッビンタン、KLCC、チャイナタウンなどのエリアからはプドゥラヤへ行くよりも移動にかなり時間がかかりますのでご注意ください。

陸上公共交通委員会による公式アナウンスは以下よりどうぞ。