バンコクのスワンナプーム国際空港の拡張工事(フェーズ2)が9月15日に開始されるようです。
タイ空港公社(エアポート・オブ・タイランド)が地元メディアの報道を引用する形で明らかにしているもので、第1段階の柱となるのは既存ターミナルの拡張と駐機場の増設など。
その後、2017年からは現在のターミナルの南側に、新たにサテライトターミナル(ミッドフィールド・サテライト1)が建設される予定となっています。
サテライトターミナルの建物は4階建てで、延べ床面積21万6千平方メートル。28のボーディングブリッジ(搭乗橋)が設置され、そのうちの8カ所については超大型旅客機のA380に対応するとのこと。
また、メインターミナルとサテライトを結ぶ全長700メートルの新交通システム(APM)も2017年より着工される予定。
現時点では、これらサテライトターミナルと新交通システムは3年後の2019年11月から供用開始される計画となっています。
これによってスワンナプーム空港全体の年間旅客対応能力は現在の4,500万人から6,000万人に増加するとのことですが、同空港の利用者数は昨年時点で既に5,200万人を越えていて、現在のペースで利用者増が続けば新ターミナルがオープンしてもまたすぐに次のフェーズに取り掛からなければいけなくなりそうです。
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