クアラルンプール国際空港をはじめとするマレーシア各空港の空港使用料(空港税)が来年1月1日より改定されます。
マレーシア航空委員会(MAVCOM)が公式サイトで明らかにしているもので、それによると以下のように大きく変更されるとのこと。
- 国内線は現在のRM9(KLIA2はRM6)から値上げし、全空港一律でRM11に
- 一部地方空港で導入している「アセアン域内」という区分を全空港に適用し、アセアン路線は一律でRM35に
- それ以外の国際線についてはRM73に値上げ。但し、KLIA2のみ特例措置でRM50とする
マレーシア各空港の空港使用料(2017年1月1日~)
空港 | 国内線 | アセアン域内 | 国際線 |
---|---|---|---|
KLIA | RM11 | RM35 | RM73 |
KLIA2 | RM11 | RM35 | RM50 |
その他 | RM11 | RM35 | RM73 |
それぞれの空港使用料を日本円に換算すると、国内線は約280円、アセアン域内路線は約880円、その他の国際線は約1,830円(KLIA2は約1,250円)となります。
これまで、空港運営会社と事あるごとに揉めてきたエアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEOですが、今回の改定には満足しているようで、早速ツイッターで歓迎する旨のコメントを出しています。
Hearing very good news on Airport charges. Great for consumers. Well done Mavcom if it's correct and to @aireenomar who lobbied for rakyat
— Tony Fernandes (@tonyfernandes) 2016年10月31日
新たな空港使用料では日本路線は残念ながら多少の値上げとなってしまいます。
ただ、例えばクアラルンプール国際空港のKLIAを発着するアセアン路線は、これまでRM64だったものがRM35と半額近くになるわけで、乗客の負担はかなり軽減されますね。
詳細は以下の公式アナウンスよりどうぞ。
MAVCOM Announces Revision to Passenger Service Charges (PSC)