大手ホテル予約サイトで検索すると実に3千件以上もの宿泊施設が表示されるタイの首都バンコク。その中で客室数の多いホテルはどこなのか気になったので調べてみました。
データはタイ内務省・地方行政局に登記されている最新(2016年12月時点)ものを使用。申請時に登録された数値ですので実際に運用されている部屋数とは多少異なる場合がある点はご了承下さい。
まずは1位から10位まで。
1位 バンコク マリオット マーキス クイーンズ パーク

客室数1,360室。スクンビット・ソイ22の中ほどに位置。旧インペリアルクイーンズパークホテルをフルリノベーションして2016年末に開業。
2位 シャングリラ ホテル バンコク

客室数890室。チャオプラヤー川沿いに建ち並ぶ大型シティリゾートホテルの中では最大規模を誇る。1986年開業。
3位 ロイヤル オーキッド シェラトン ホテル & タワーズ

客室数814室。1984年開業の老舗シティリゾートホテル。チャオプラヤー川を挟んで向かい側に建つミレニアムヒルトンもトップ20入り。
4位 バザールホテル バンコク

客室数803室。2015年末にラチャダピセーク通り沿いにオープンした大型ホテル。最寄駅はMRTラートプラオ駅。
5位 バークレイ ホテル プラトゥーナム

客室数792室。プラトゥーナム交差点角に建つ2013年開業のホテル。客室はメインタワーとノースタワーに分かれ、階下は大型ショッピングセンターのパラディウム。
6位 アンバサダー ホテル バンコク

客室数764室。スクンビット・ソイ11とソイ13の間に建つ1974年創業の老舗ホテル。立地が良く日本人旅行者の利用も多い。最寄駅はBTSナナ駅。
7位 ホリデイ イン バンコク シーロム

客室数727室。シーロム通りの西端近くに建つ1990年開業のホテル。本館のプラザタワー、新館のクラウンタワーの2つのタワー棟から構成。
8位 プリンス パレス ホテル

客室数726室。衣料品の卸市場であるボーベー市場に隣接して建つ大型高層ホテル。リーズナブルな料金のためツアー・団体での利用も多い。1995年開業。
9位 ラマダ プラザ バンコク メナム リバーサイド

客室数722室。バンコク南部郊外のチャオプラヤー川沿いに位置するリゾートホテル。1986年オープン。近くに人気ナイトスポットのアジアティークができたことで魅力もアップ。
10位 ツイン タワーズ ホテル

客室数672室。1992年開業時より日本からの格安ツアーでよく使われてきたホテル。旧名ソルツインタワーズ。立地はホアランポーン駅の北側。
次いで、11位~20位までは以下の通り。
- バンコク パレス ホテル 658室
- アジア ホテル バンコク 638室
- アヴァニ アトリウム バンコク 592室
- グレース ホテル バンコク 578室
- アマリ ウォーターゲート バンコク 569室
- センタラ グランド アット セントラル プラザ ラープラオ バンコク 565室
- ミレニアム ヒルトン バンコク 544室
- デュシタニ バンコク ホテル 520室
- モンティエン ホテル バンコク 511室
- センタラ グランド アット セントラルワールド ホテル 505室
バンコク・マリオット・マーキス・クイーンズパークが他を圧倒して断トツの1位という結果になりました。ただ、こうして20位までを見てみると、デュシタニ、モンティエン、アンバサダー、アジア、グレースなど1960年代半ば~1970年代半ばに相次いで建てられた老舗ホテルが結構目立ちますね。
1位のマリオットは前述のように元々はインぺリアクイーンズパークですし、12位のアヴァニは旧アマリということで、実際にここ10年以内に造られたホテルは4位のバザールホテルと5位のバークレーホテルぐらいです。日本でも最近はそうですが大型ホテルというのはあまり流行らず、経営的にも難しいのかもしれません。
ちなみに、世界で最も部屋数の多いホテルはお隣マレーシアのゲンティンハイランドにあるファーストワールドホテル(First World Hotel)の7,351室。
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タイ国内ということで言うとパタヤのジョムティエンビーチにあるアンバサダー・シティ・ジョムティエン(Ambassador City Jomtien)が4,210室でトップということになるようです。