マレーシアのマリンドエア(Malindo Air)が今年下半期中にも航空会社名を変更し、バティックエア・マレーシア(Batik Air Malaysia)となることがわかりました。
マリンドエアは先日、ローンチカスタマーとして世界で初めてボーイング737MAXを受領。機材塗装は既に新航空会社のものになっています。

ボーイングによる公式アナウンスやマレーシアの地元メディアなどによる報道は以下の通り。
Boeing completes its first 737 MAX delivery
The Star Online – Malindo to be renamed Batik Air
名称以外に大きな変更はなく、ブランドを統一することで、知名度アップやネットワークの一体化を図っていく狙いがあるようです。なお、バティックエアはベトナムでも現地法人を設立する計画です。
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今後は以下のように、フルサービスキャリアはバティックエアで、LCCブランドはライオンエアで統一されることになりますね。
フルサービスキャリア
バティックエア (インドネシア)
バティックエア・マレーシア (マレーシア)
バティックエア・ベトナム (ベトナム) ※設立予定
格安航空会社
ライオンエア (インドネシア)
タイ・ライオンエア (タイ)
但し、バティックエア・マレーシアはボーイング737をメイン機材としますが、本家インドネシアのバティックエアはエアバスA320シリーズを使用。現在移管作業も進んでいるようで、先日ホーチミンのタンソンニャット空港で垂直尾翼にバティック柄が描かれた機材を見かけました。

ライオンエアグループはインドネシアでは圧倒的な知名度・ネットワークを誇るものの、それ以外の東南アジアではまだまだの感がありますので、このブランド統一を機に、ライバルのエアアジアグループに迫っていきたいところではないかと思います。