KLIA2の空港使用料が2018年1月より一部値上げ

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クアラルンプール国際空港KLIA2の空港使用料(空港税、PSC)が2018年1月1日から一部改訂されます。

クアラルンプール国際空港 KLIA2
KLIA2出発ホール

マレーシア航空委員会(MAVCOM)が公式サイト上で明らかにしているもので、改定後は日本行きなどアセアン域外へのフライトを利用する際の空港使用料が現在の50リンギットから73リンギットへ値上げとなります。

国内線とアセアン域内へのフライト及びもう一つのターミナルであるKLIA発着便についてはこれまで通りで変更はありません。

同空港は今年1月にPSCを改訂した際、特例としてKLIA2のみ50リンギットとしてきた経緯があるため、正確にはこの措置が終了しKLIAと料金が統一されるということですね。ただ、値上げ幅が23リンギットというのは現在のレートで約630円。結構大きな金額です。

関連記事マレーシアの各空港、2017年1月より空港使用料を大幅に改定

KLIA2の空港使用料(2018年1月1日~)

路線 料金
国内線 RM11
国際線(アセアン域内) RM35
国際線(アセアン域外) RM73

※RMはマレーシア・リンギット。

MAVCOMとは事あるごと対立してきたエアアジアグループのトニー・フェルナンデス氏は、今回もやはりこれに反発。

KLIA2を発着する9割以上が同グループの便ですので、まあ当然の反応ですね。

現在同ターミナルを使用している航空会社はエアアジア、エアアジアX、タイ・エアアジア、インドネシア・エアアジア、フィリピン・エアアジア、スクート、ジェットスター・アジア、セブ・パシフィック。このうち、クアラルンプールからアセアン域外への路線を運航しているエアアジアXとエアアジアの一部の便が今回の改定の影響を受けることになります。

日本路線で言えば、エアアジアXが運航している東京(羽田)、大阪(関空)、札幌(新千歳)の各路線がこれに該当。

なお、来年1月以降のフライトでも今年12月31日までに航空券を予約・購入した場合は値上げ分の差額は支払う必要がないとのことです。

詳細は以下の公式アナウンスよりどうぞ。

Passenger Service Charges (“PSC”) Fully Equalised from 2018 | Malaysian Aviation Commission