カンボジア・アンコール航空、シアヌークビル―ホーチミン線(K6838便)搭乗記

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カンボジアのシアヌークビルからベトナムのホーチミンまでカンボジア・アンコール航空(Cambodia Angkor Air)を利用した際の様子を紹介します。

この区間、距離的にはそれほどないのですが陸路移動だとアクセスが悪く1日がかり。ということで今回は空路を選択してみました。オフシーズン中は運行本数が少なくなるものの冬スケジュールではデイリー運航されています。

セール期間中に購入したため航空券代金はたったの1ドル。ただ、燃油サーチャージやら手数料やらがやたらと高く57ドルに。なんとなく騙された気分です。

料金詳細
料金詳細

しかもこの運賃タイプだと受託手荷物は別料金。これが24ドルかかって結局総額81ドル(約9,000円)になっちゃいました。

関連記事カンボジア・アンコール航空、プロモーション運賃では受託手荷物が有料となるケースも

シアヌークビル空港はビーチエリアや町の中心からは20km程離れています。宿泊していたビーチクラブリゾート(Beach Club Resort)からはタクシーを利用。料金は値切って15ドル。

空港入口
空港入口

空港に到着したのは午前8時50分過ぎ。今回搭乗する838便は10時15分出発なので時間は十分。

ターミナルは拡張工事の真っ最中
ターミナルは拡張工事の真っ最中

まずは出発案内でフライトを確認。

出発案内表示
出発案内表示

カンボジアで現在定期便があるのはプノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルの3空港。シアヌークビルからプノンペンまでは空路移動するには距離が近すぎるためシェムリアップ線が中心です。

あとは今年8月に運航を開始したエアアジア(AirAsia)のクアラルンプール行きもあります。一番上のパラオ行きというのは新興のランメイ航空(Lanmei Airlines)。

自分が乗る便は予定通り飛ぶようなのでチェックインカウンターへ。数人並んでいるだけでしたが、進みが遅く結構時間がかかります。セール時は荷物は別料金というのが周知されていないせいか、前の西欧人はどうやらそれで揉めていた模様。

チェックインカウンター

カウンターではベトナムへ30日以内に行っていないかということとベトナムから先の航空券の提示を求められました。搭乗手続きが完了したのは9時15分頃。

国際線が運航されている空港としてはものすごく小さなターミナルですが、ATM、両替所、タクシーカウンターなどは完備。SIMカードも売っていたのでここからカンボジア入りしたとしてもとりあえず困ることはなさそうです。

両替所、タクシーカウンター

ただこの時は工事のため建物の一部しか解放されていませんでした。パブリックエリアにはトイレも無く、いちいち外に行かなければならない状態。

中央の建物がトイレ
中央の建物がトイレ

2018年中には工事が完了し、近代的なターミナルに生まれ変わるとのこと。楽しみにしておきましょう。

ターミナルは工事中

座るところも少ないためさっさと出国審査を済ませて中へ。

出国審査エリア

拡張後は大きく状況は変わると思いますが、現在エアサイドの商業施設はブルーパンプキン1店舗のみ。

ブルーパンプキン
ブルーパンプキン

ただ、椅子がたくさん置いてあったので座れるだけでもこちらのほうがましですね。

シアヌークビル空港のエアサイド(制限エリア)

9時55分、ホーチミンからの便が到着。10時10分搭乗開始のアナウンス。

出発案内表示
出発案内表示

飛行機までは歩いて向かいます。この時はまだ雨季の真っただ中でしたが幸いにも天候は晴。雲は比較的多いものの風は弱くフライトには好条件です。

歩いて飛行機へ

機材はターボプロップのATR72。

カンボジア・アンコール航空のATR72型機
カンボジア・アンコール航空のATR72型機

後方のドアから乗り込みます。

後方のドアから搭乗

シートは濃いブルーのレザー製。かなり年期が入っていて全体にくたびれていました。

機内の様子
機内の様子

10時半少し前に出発。この日の搭乗率は5~6割といったところ。そのうちの約半分が西欧人。

機内食があるのかなとちょっと楽しみにしていたのですが、結局水すら出ませんでした。まあ1時間程度のフライトなので全く問題ありませんが。

フライト中の景色

カンボジアと違ってベトナムは出入国カードもビザの取得も必要がないというのが楽ですね。

プロペラの放つ回転音が機内にも多少響いてくるものの、フライト自体は至って平穏。午前11時30分にホーチミンのタンソンニャット空港に無事到着。カンボジアとベトナムの間に時差はありません。

客室乗務員
まさに「クメールの微笑み」

ターミナル到着フロアには両替所やSIM販売所が並んでいます。

今回はブイビエン・デタムエリアに宿を取っていたため109番系統のバスを利用して市内へ向かいました。ぼったくられる心配もなく、また早朝から深夜まで本数も多くおすすめです。

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タンソンニャット空港のバス乗り場