先日、インドネシアのジャカルタからベトナムのホーチミンまでマレーシア航空のフライトを利用しました。直行便ではなくクアラルンプールでの乗り継ぎ便なのですが、まずはジャカルタ~クアラルンプール間の様子を紹介します。
マレーシア航空の東南アジア路線は片道航空券でも格安な料金が設定されていることが多く、荷物を預けるということを前提に考えると競合するLCC勢よりもむしろ安いということも珍しくありません。
今回自分が利用したジャカルタ~ホーチミン間のフライトも運賃85万5千ルピア、空港使用料などが15万ルピアで、計100万5千ルピア。日本円に換算すると約8,000円という破格値でした。
MH716便は午後0時15分出発というフライト。約2時間前の午前10時にスカルノ・ハッタ国際空港のターミナル3に到着。
オープンしたばかりということもあって近代的で巨大な造りのターミナルです。供用開始以降このターミナルを利用する航空会社も徐々に増えていて、マレーシア航空も今年4月に移ってきたばかり。
C22〜26がマレーシア航空のチェックインカウンターです。現地報道によるとスカルノ・ハッタ空港を運営するアンカサプラ2は近いうちに全ての国際線をこのターミナル3発着とする計画とのこと。
前夜既にウェブチェックイン済みだったものの、ぱっと見たところバゲージドロップ用のカウンターは見当たらず。スタッフに尋ねるとビジネス用のカウンターでOKとのことですぐに荷物を預けて手続きは完了。一応、紙の搭乗券も発券してもらいます。
出発まではまだ2時間近くあったものの特にやることもないためさっさと出国審査場へ。
まずはセキュリティチェック、その後出国審査という流れ。どちらもスムーズで5分もかかりませんでした。
制限エリアもかなり広いのですが、各ゲートへの所要時間が至る所に表示されていてわかりやすかったです。
この時の搭乗ゲートは5番。1~10番が国際線用の搭乗ゲートになっていました。
ターミナル内の案内はインドネシア語、英語、アラビア語、中国語、日本語の5か国語に対応。
搭乗までプライオリティパスの使えるサファイアラウンジでのんびりすることにします。場所は7番ゲートと8番ゲートとの間。
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ここに1時間ほど滞在。搭乗開始予定時刻の11時30分にラウンジを出て5番ゲートへ。
ちょうど飛行機が到着したところでした。
予定より遅れて正午を少し過ぎた頃、搭乗開始のアナウンスが入ります。
機材はボーイング737-800型機。座席は3ー3配列。ざっと見渡した感じでは搭乗率は6割程度という感じです。座席間隔は狭くもなく、広くもなく。
乗客は全体に前列に集められているようで、後方はかなり空いていましたね。
各座席にはタッチスクリーンのパーソナルモニター付き。
午後0時30分ドアクローズ、午後0時45分離陸。
安定飛行に入り、午後1時過ぎにシートベルトサインが消えます。
機内食はチキンライスかフィッシュヌードルの2択。フィッシュヌードルを選んだら平打ち麺のミーゴレンに白身の魚が乗ったものが出てきました。味はまあ普通。
気流は終始安定していて、非常に静かなフライトです。
午後2時、シートベルトサインが再び点灯。
ジャカルタとクアラルンプールの間には時差がありクアラルンプールの方が1時間進んでいます。マレーシアの国土は東西にかなり広いものの全土で単一の時間帯を採用。そのせいもあってジャカルタから経度的には多少西に進むのに逆に時計を早めるということになり、感覚的にちょっと違和感がありますね。
マレーシア時間の午後3時25分、ほぼ定刻通りにクアラルンプール国際空港に無事到着。当地の現在の気温は摂氏34度との機内アナウンス。ジャカルタからの実際の飛行時間は約1時間40分でした。
今回は同じターミナル内での乗り継ぎなので入国はせずにそのまま待機。館内をぶらぶらしているとASK MEと書かれたタスキを付けた空港スタッフの姿が目立ちました。
要は案内係なのですが、インフォメーションデスクまで行かなくてもすぐに声をかけることができるため、利用者にとっては便利だと思います。
以上、マレーシア航空MH716便の搭乗記でした。