マレーシア、ヘイズにより大気の状態が悪化 10月まで続く見込み

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マレーシアでは先月以降ヘイズ(煙害)によって大気の状態が悪化しています。

ASEAN Specialised Meteorological Centre
ASEAN Specialised Meteorological Centre公式サイトより

特に、マレー半島西海岸及びボルネオ島のサラワク州西部では今月に入り汚染状況を示すAPI(Air Pollutant Index)の値が不健康(unhealthy)から非常に不健康(very unhealthy)のレベルにまで連日達していて深刻化。学校が休校になるなど日常生活にも影響が出ています。

29 schools in Selangor to close on Friday (Sept 13) due to worsening haze (updated) | The Star Online

大気汚染の最新データは以下で確認することが可能。

Air Pollution in Malaysia: Real-time Air Quality Index Visual Map

ASEAN Specialised Meteorological Centre

この地域のヘイズはインドネシアのスマトラ島やカリマンタン島(ボルネオ島)などでの山焼きに起因するとみられ、風向きによっては隣国のシンガポールでも同様に影響が出ています。ただ、インドネシア政府はこれを否定しているため解決に向けての対策がなかなか進まない状況です。

Indonesia Denies Responsibility for Haze Affecting Malaysia – Jakarta Globe

シンガポール環境水資源省によるヘイズ最新情報: https://www.haze.gov.sg/

例年、南西方向からのモンスーンは10月頃まで吹くため、それまでしばらくはこのヘイズによる大気汚染も続く見込みとなっています。