バンコクの路線バスを運行するバンコク大量輸送公社(BMTA)が独自のICカードを導入。先日、タイを訪れた際にさっそく使ってみたので紹介します。
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今回はドンムアン空港からタイ入りしたので、市内まではエアポートバスのA1(ドンムアン空港~BTSモーチット駅)を利用。車内に乗り込み、車掌に「ICカードを購入したいんだけど」というとその場で簡単に入手することができました。
現地で実際に購入しようという方はタイ語で「バッ(ト)・イレクトロニッ(ク)」と言うと伝わりやすいかと思います。あるいはこのページの画像を見せても早いかもしれません。
料金は50バーツ。デポジットなどは無いため50バーツ分をまるまる運賃に充てることができます。早速、このエアポートバスの運賃も入手したばかりのカードで支払うことに。
カード払いの場合、車掌が持っている読み取り端末を利用。バス車内に端末は設置されていませんのでお間違いなく。
購入したカードを使い始めるためには、まず初期設定というかカードの開通作業が必要なようです。この時は運用開始されたばかりだったため車掌もまだ操作方法に慣れていない様子。
無事、運賃の30バーツが引かれ残高は20バーツになっています。
このICカードの有効期限は5年間。BMTAが運行している路線であれば基本的にはどの路線でも使えるとのこと。
この後、バンコク市内の一般的なノンエアコンバス(赤バス)でも何度か利用しましたが、端末を常時首に掛けておくのが面倒くさいのか、車掌によっては端末を運転席横に置きっぱなしにしている人も見かけました。ただ、どのバスに乗ってもカードを見せればすぐに理解して対応してくれました。
最後にカードへのチャージ方法ですが、タイの銀行口座を持っている方であればモバイルバンキングやATMなどから簡単にできるようです。ただ、外国人旅行者の場合はクルンタイ銀行の各支店窓口でチャージしてもらうのが一番手っ取り早いと思います。
コンビニなどに設置されているオレンジ色のキオスク端末(ブントゥーム)でもできると書いてあったのでやってみたのですが、BMTAの表示はあっても対応していないものがある上、そもそもがタイ語画面でしか表示されないなど問題が多くこれも完全にタイ人向け。
チャージ方法に関しては、旅行者でも手軽にできるよう是非改善して欲しいですね。
しかし、バンコクの交通機関はそれぞれ独自のICカード出していますけど、これメンムムカード(Mangmoom Card)というのに統一するという話はどうなったのでしょうか?