今年はチェンマイ、パタヤ、プーケット、サムイ島などタイを代表する観光地のホテルが集客に苦労しているようです。

12月以降、タイ各メディアが報じたニュースをピックアップしてみると以下のような感じに。
Bleak outlook for Chiang Mai hotels – Bangkok Post
チェンマイの11月のホテル客室稼働率は70%程度で昨年の90%に比べ大きく減少。最も賑わうイーペン祭り期間中でも満室とならなかったホテルが多く、年間の稼働率は昨年の75%に対して今年は60%程度に落ち込むことが予想される。
パタヤは今年は中国人の減少が目立ち、乾季のハイシーズンに入ってもその傾向は変わらず。最後の望みはインド人。
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Not enough tourists for Koh Samui hotels – Bangkok Post
サムイ島は昨年と比較して客室稼働率が30~50%減少。来年は同島のホテル客室数が1,000室以上増える予定で、状況はさらに厳しく。サムイ島観光協会会長は同島のローシーズンに当たる10月~11月の航空券の大幅割引などを提案。
Phuket’s tourism woes made clear to parliamentary committee – The Phuket News
プーケットも昨年同期に比べ稼働率が1~2割減。最も旅行者の多いパトンビーチエリアは依然人気は高いものの、他のエリアは軒並み50~60%程度に低迷。
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タイ全体の観光客数自体をみると前年比並みあるいは悪くても微減で留まっているため、稼働率の低迷は、ホテル及び客室数の増加による過剰供給や上記記事内でも言及されているようなタイでは厳密には違法扱いのAirBnBなどの民泊利用者が増えていることなどにも要因がありそうです。