タイの鉄道、利用者はコロナ前の8~9割減に

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タイ運輸省鉄道局は、バンコク首都圏の都市鉄道(BTS、MRT、エアポートレールリンク)及び国鉄(SRT)の利用者数推移を公表しています。

バンコクのBTS
バンコクのBTS

現在、バンコクでは夜間外出禁止令が出されているため各交通機関は運行時間を短縮して営業。さらに、県境をまたぐ移動の自粛や日中も外出を控えるよう求められていることなどもあって利用客は大きく落ち込んでいます。

BTS、MRT、エアポートレールリンク、タイ国鉄を合計した1日当たりの乗客は、コロナ前の2019年が123万人以上だったのに対し、現在は21万人程度にまで急減。

各交通機関ごとの1日当たりの利用者は以下の通りです(2021年のデータは7月以降)。

BTS

2019年 734,411人/日
2021年 130,240人/日
82.27%減

MRT

2019年 337,015人/日
2021年 67,251人/日
80.05%減

エアポートレールリンク

2019年 71,953人/日
2021年 9,531人/日
86.75%減

タイ国鉄

2019年 85,443人/日
2021年 7,896人/日
90.76%減

いずれもコロナ前の80%~90%減となっていて、今後も利用者の大幅な回復は見通せず厳しい状況が続いています。

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