シンガポール航空傘下の格安航空会社スクート(Scoot)が、今年10月からシンガポール―成田線に参入することを明らかにしています。
台北経由のデイリー運航となるようで、実現すればスクートにとってはシドニー、ゴールドコースト、バンコク、天津に次ぐ5つ目の路線ということになります。
日本発東南アジア行きのLCC路線は既に、エアアジアXが羽田―クアラルンプール線と関空―クアラルンプール線、セブパシフィックやジェットスター・アジアが関空ーマニラ線、ジェットスター航空が成田―マニラ線などを運航していますが、日本とシンガポールとを結ぶ路線はこれが初ですね。
就航予定も含めると、日本はマレーシア、フィリピン、韓国、中国、台湾、香港、シンガポールとLCCで結ばれました。需要から考えれば、次のターゲットはバンコクあたりでしょうか?
域内にエアアジアという格安航空界の巨人が存在しているせいもあるでしょうが、大型機材のボーイング777-200を使い、中長距離路線をメインとするスクートは明らかにアジアの他のLCCとは戦略を異にしていますね。
直近の決算で本体のシンガポール航空は大幅な減益となっていましたが、この子会社スクートで巻き返しを図っていけるのかどうか今後注目です。