インドネシアのジャカルタからシンガポールまで格安航空会社のライオン・エア(Lion Air)を利用したので紹介します。
渋滞を考え、ジャカルタ市内コタ地区のホテルを午前5時半頃出発。この時間でも空港まではタクシーでおよそ1時間かかりました。ジャカルタでの移動はとにかく時間が読めないので、余裕を持った行動がおすすめです。
ライオンエアの国際線はANA、JALなどと同じくターミナル2Dを使用。スカルノ・ハッタ空港では搭乗手続きの前にまずはセキュリティーチェックを受ける必要があります。
出発ロビー入り口。ここで保安検査を受ける。
これを抜けるのに20分程度かかり、チェックインカウンターにもそこそこの列が。
搭乗手続きに加え空港税として15万ルピアの徴収があるので、その支払いのため余計時間がかかっているようでした。
国際線の空港税(国内線の場合は4万ルピア)。
自分も空港税のことをすっかり忘れていてちょっと慌てたものの、何とかルピアが残っていてセーフ。
搭乗便の案内表示。
このJT150便はシンガポールに到着すると、以遠権を利用しそのまま同じ便名でホーチミン行きとなります。今のところこれが同社唯一のベトナム路線ですね。
ようやく搭乗券を受け取り、搭乗ゲートのD3に向かいます。
レシートタイプの搭乗券。
出発ゲートはD3。
機材はまだ新しく綺麗なボーイング737-900ER。座席は3-3配列でシートはグレーのレザー仕様。機内は結構込んでいて、搭乗率は8~9割です。
機内の様子。
慢性的に混雑しているスカルノハッタ空港ですがこの朝の時間帯は特に離着陸が多いようで、15分ほど待機してから離陸。
客室乗務員の制服はインドネシアの伝統的な衣装をアレンジしたもの。
皆さん、アイメイクには特に力を入れている感じでした。
機内誌のライオンマグ(LIONMAG)。
ライオンエアグループの機材が一覧で紹介されています。
上からライオンエア(3機種)、バティックエア、マリンドエア、タイ・ライオンエア、ウイングスエア。
フライト中は至って順調だったものの、着陸時は機内から女性を中心に「ひゃーっ!」という声が上がるほどのハードランディング。
無事に到着しただけで十分ありがたい気持ちになれました。
雨のそぼ降るチャンギ国際空港。
ライオンエアは今年10月からターミナル3に移転しているのでお間違いなく(関連リンク)。
チャンギ国際空港ターミナル3。
CAPA(Centre for Aviation)のデータによると、スカルノハッタ~チャンギ間というのは、香港〜台北・桃園線についで世界で2番目に提供座席数の多い国際線ルートだそうです(ちなみに、国内線を含めると旅客数世界一の路線は羽田〜新千歳線)。
そういったこともあり、この区間はLCCだけをとってみても今回利用したライオンエアのほか、ジェットスター、タイガーエア、インドネシア・エアアジアなどが競合する、かなりの激戦区となっています。
競争が激しいということは当然料金も安く、時間的には2時間弱掛かるフライトですが、通常でも諸経費込み3千円程度のチケットがよくでています。
今回自分は荷物が多かったため、20キロまでの預け入れ手荷物が無料のライオンエアを選んでみたのですが、料金は総額で54万1千ルピア(約4,650円)でした。