先日、ラオスのルアンパバーンを訪れました。前回行ったのは1999年なので、ちょうど15年ぶり。当時の写真と比較しながら街の様子などを紹介したいと思います。
手前の写真は1999年に初めて訪れたときのもの。
飛行機
ビエンチャンからルアンパバーンまで空路を利用したのは前回と同じ。
この頃、ラオス国営航空はラオ・アビエーション(Lao Aviation)と呼ばれていました。ロゴマークも現在のものとは異なっています。乗り心地や機内の様子などは全然記憶に無いのですが、RDPL-34128という機体記号が見えるので調べてみると中国製のY-7という飛行機のようですね。
今だったらできれば乗りたくない機材ですが、今回もルアンパバーンからの帰りにMA60という同じような飛行機に乗ってしまったのであまり大きなことは言えません。
往路で利用したのは同じラオス国営航空のATR72。新造機で快適そのもの。
ルアンパバーン空港
2013年6月に、新ターミナルがオープン。旧ターミナルも今のところまだ取り壊されずに西側にひっそり残っています(2014年10月時点)。
シーサワンウォン通り
ルアンパバーン中心部のメインストリート、シーサワンウォン通り。交通量は非常に少なく、右端に見えるように当時は移動の足としてまだサムローが活躍中。
観光客の最も多いエリアだけあって、レストラン、旅行会社、みやげ物店などが軒を連ねるようになりましたが、思ったほど雰囲気は変わっていなかったです。但し、夜になると以前はなかったナイトマーケットが開かれ、様子は一変します。
ナイトマーケットの様子。
シーサワンウォン通りから続くサッカリン通り。手前に写っているのはアイスクリーム売り。
1999年に青い外壁だった中央の建物はベランダを設けるなどファサード部分が大きく手を加えられ、更に壁も白く塗り変えられているのがわかります。現在はブルーハウス(The Blue House)と呼ばれ、ANAKHAというブランドを取り扱うブティックに。唯一、その名称にかつて青色だった頃の面影が。
右端の建物バーン・ワット・セーンは現在カフェレストラン兼ギャラリーとして営業中。
プーシーからの眺め
市内中心部にある小高い丘、プーシーに今回も登りました。
プーシーから見た南方向の風景。
当然建物の数は増えていますが、ルアンパバーンでは1995年に世界遺産に指定されて以降、3階建て以上の建物は建てられなくなっているため、こうして遠景で見た場合、街並みにそれほど大きな変化はないですね。
ダラ市場
建物外観がすっかり変わっています。ここでトゥクトゥクの運転手たちに声をかけられ、昔の写真を見せることに。
狭い街ということもあって、「あー、このフランスパン売ってるおばさん、あの家の人だよ~」とか色々教えてくれます。
路上のフランスパン売り
これが前述のおばさん。残念ながら彼女はもう商売はしていないとのこと。
売っている人は変わったとはいえ、フランスパン(ラオスではカオ・チーと呼ぶ)は現在でも至るところで見ることができます。違いといえば英語のメニューが加わったことぐらいでしょうか。
プーシーホテル
当時、ルアンパバーンに既にゲストハウスは結構あったものの、そこそこのホテルに泊まろうとするとかなり数が限られていました。
その中でも比較的安く、便利な立地に建っていたのがプーシーホテル(Phousi Hotel)。施設などは多少古びていましたが、気持ちのよい宿でした。
今回行ってみると、こんな感じで閉鎖中。次の日の朝、たまたま正面玄関が少しあいていたので中をのぞくと、既に建物は一部が取り壊された後でした。
何があったのか地元の人に聞いてみると、近々5つ星ホテルに建て替えられるとのこと。なるほど。
モン族のマーケット
みやげ物はここで買うのが一般的。というか、ここぐらいしかありませんでした。
現在この場所はサンドウィッチやフルーツシェイクを売る屋台が連なっています。モン族の手工芸品はナイトマーケットで購入することが可能。
変わらないものたち
最後に、15年経っても変わらないもの。1999年と2014年の写真を取り混ぜて。
お寺。
メコン川。
托鉢。
子供たちの笑顔。
小路。