バンコクからシェムリアップまでカンボジア・アンコール航空(Cambodia Angkor Airlines)を利用したので紹介します。
この航空会社、一応カンボジアのフラッグキャリアということですが、機材などは出資しているベトナム航空からのリースも多いようで、なんとなく頼りないという印象。
航空券は搭乗日の1か月ほど前に購入し、運賃はたったの10バーツでした。
でもこれには裏があって、カンボジア・アンコール航空は燃油サーチャージをかなり高く設定しています。所要時間約1時間のバンコク~シェムリアップ間でなんと片道4千円以上!(1,185バーツ)。その他にスワンナプームの空港使用料700バーツがかかるので、結局合計の支払金額は約7千円(1,895バーツ)になってしまいました。
スワンナプーム空港には出発の約1時間半前に到着。
ターミナル内の出発案内ボードでカンボジア・アンコール航空のカウンターを確認すると、Nとの表示。
カウンターに到着してみると、スタッフはいるのですが乗客らしき人は誰一人いません。
一瞬、あれっ?と心配になったものの、ちゃんとオープンしていました。手続きそのものはすんなり終了。20kgまでの受託手荷物は無料です。スタッフから機材変更があってATR72になったと告げられます(元々はエアバスA321の予定)。ということは乗客はだいぶ少なそう?
スワンナプームでの旅客業務はバンコクフライトサービス(Bangkok Flight Services)というハンドリング会社に委託しているようで、搭乗券にもその社名が表記されていました。
週末ということもあってか、ターミナル内はいつもに比べかなり人が多いです。すぐ出国することに。
案の定、保安検査場と出国審査場は長蛇の列。ここを抜けるのに、荷物検査で20分、出国審査で25分の計45分かかりました。こういう待ち時間って実際の時間以上に疲れますね。
ようやく制限エリア内へ。
今回の搭乗ゲートはE2A。時間的余裕がそれほどないためどんどん向かいます。
搭乗開始予定時刻は13:40となっていたのですが実際に搭乗案内が入ったのは14時になってから。飛行機まではランプバスでの移動、しかも一度で運ぼうとしているため乗客が揃うまでしばらく車内で待ちます。
10分程経って全員揃い駐機場へ出発。
駐機中のATR72。
搭乗率は7~8割、と言っても人数にすればわずか50人程度ですが・・・。欧米人の姿が目立ちます。
機内を見渡すとけっこう年季が入っている感じでシートにはへたりも見られます。結局出発は定時より約30分遅れ。ふわっとした静かなテイクオフでした。
機内誌にはfuture routeとして日本の名前も書かれていましたが、どうでしょうかねえ。
巡航飛行後、到着ビザ申請用紙、健康申告カード、出入国カードなどを配布。
一番右側はプリペイドSIMカード申込書。もちろんこれは任意。
他の3つの必要書類に記入している途中で、ランチボックスに入った簡単な機内食も配られました。
機内食。
中身はサンドウィッチとカップケーキ、水。
食事をし書類を書き終えると、それほどの間もなく降下準備のアナウンスが入ります。バンコク~シェムリアップ間は直線距離で300キロ程度しかないので本当にあっという間。最後まで大きな揺れもなく、シェムリアップ国際空港に無事到着。
お世話になったカンボジアアンコール航空の客室乗務員。
ターミナルまでは歩いて向かいます。
ビザは事前に取ってきていないため、アライバルビザ(到着ビザ)カウンターに並びます。写真、ビザ代(30USドル)などが必要。
無駄に多い係官。シール張るだけの人、スタンプ押すだけの人と言う感じで、一人一仕事と決まっているようです。パスポートを隣の人に渡すだけの人というのも。空いている時間は自分のスマホの画像チェックをしています。
なんやかんやで観光ビザを無事取得。その後の入国検査では指全部の指紋採取。最後に荷物を受け取り、外へ出るとすぐ左手にプリペイドSIMカードを販売するカウンターが並んでいます。
プリペイドSIMカード販売ブース。
事前にShimajiro@mobilerさんのブログ記事でチェックしておいた通り、4G LTE対応SIMカードの取り扱いがあるSmartのブースへ(上記写真の左から2つ目。緑の看板が目印)。
5ドルのプランで十分ということで設定までやって貰います。シェムリアップ市内中心部であればかなりの速度が出ていて、非常に快適。
料金プラン。
空港から市内までは、宿泊したホテルの無料送迎を利用しました。