地下鉄工事の影響で一時期閉鎖されていたホーチミン中心部のグエンフエ通りですが、今回久しぶりに行ってみると整備が終わり、中央分離帯部分に広いスペースが取られ、市民憩いの広場が誕生していました。
広場中央より南東方向を望む。
反対側、北西方向の端は人民委員会庁舎が建っていて見事なアイストップとなっています。
その手前にはホーチミン像。地元の小学生や中学生の団体も数多く見かけました。
ただ、この時期は昼間は暑く、木陰も少ないため人通りはそこまで多くありません。
大通りに挟まれた公園というと、同じ1区ファングーラオ通り北側に9月23日公園がありますが、あそこのようにもっと緑を増やし、休憩できるようなベンチも数多く設置すれば、更に居心地の良い広場になりそうです。
この辺り、工事以前はロータリーになっていて小さな噴水があったのですが、現在はより派手になって再登場。
噴水のすぐ後ろの建物は昨年閉鎖された国営百貨店(サイゴンタックストレードセンター)。
ここは再開発されるということだったので既に建物は取り壊されているのかと思っていましたが、まだ残っていました(関連記事)。
コロニアル様式の外観が印象的な老舗のレックスホテル(Rex Hotel)。
地下鉄工事は全て完了したわけではなく、周辺はまだ閉鎖されているエリアも。
工事を請け負っているのは日本の企業(清水建設と前田建設工業のジョイントベンチャー)。
涼しくなる夕方以降は多くの市民が集まってきます。
夕方のグエンフエ通り。この日は風が強く、噴水が結構高くまで上がるため、通りにまで大量の水しぶきが飛んでいっていました。そのせいで、通過するバイクはびしょ濡れという結果に。
周囲には歴史的な建物が多く、夕方になると綺麗にライトアップされ絶好の散策コース。
グエンフエ通りはドンコイ通りの隣。観光エリアの中心に位置していますので、夕方時間が余った時など、涼を求めてローカルたちと一緒にそぞろ歩いてみてはいかがでしょうか。