格安航空会社のタイ・エアアジア(Thai AirAsia)が2016年中にもバンコク・ドンムアン空港発着のラオス路線を開設する計画のようです。
地元紙のバンコクポスト(Bangkok Post)が伝えているもので、今年末に発足するAEC(アセアン経済共同体)で航空関連の規制が緩和されることを見込み、ラオスの1都市ないし2都市への就航を予定しているとのこと。
具体的な都市名は言及されていませんが、ビエンチャンとルアンパバーンのいずれかまたは両方というのが現実的なプランでしょうね。
現時点でラオスは航空旅客輸送の完全自由化に関する多国間協定(MAFLPAS)を批准していないこともあって、外国籍の航空会社による新規路線開設が制限されている状況です。
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このため、バンコク~ビエンチャン線やバンコク~ルアンパバーン線といったタイ・ラオス間の基幹路線へのLCCの参入がいまだ実現していません。
ASEAN域内のLCCとしてラオスに就航しているのは現在マレーシアのエアアジアだけで、クアラルンプール~ビエンチャン線が唯一の路線となっています。
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タイ・エアアジアが参入すれば、割高なラオス路線の航空券料金も手頃になるでしょうから、一旅行者としては早めに実現してほしいところです。
また、上記バンコクポストの記事では、タイ・エアアジアはバンコク~ダナン線の開設も予定している事に加え、さらなる就航先として、タイ南部ヤラー近郊で建設が計画されているベトン空港、タイ北部のメーソート、ミャンマーのバガンなどの名前も挙げられていますね。