マニラの交通系ICカード、beep card(ビープカード)を使ってみた

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マニラ滞在中に、交通系ICカードのbeep card(ビープカード)を使ってみました。

このカード、昨年7月に都市鉄道のLRT2でのみ試験的に運用がスタート。その後11月からはLRT1とMRT3でも使用が可能になったとのこと。

マニラの交通系ICカード ビープカード
デザインはシンプルでスタイリッシュ。

以前の磁気カードでも複数回使用できるタイプはあったものの、路線が違うと使えず不便でした。ビープカードはメトロ・マニラ(マニラ首都圏)の都市鉄道全3路線で共通して使用できるため、使い勝手は大幅に向上しています。

購入は各駅の窓口または自動券売機でとのことで、まずはカードを手に入れるためMRT3のアヤラ駅へ。

MRT3のアヤラ駅
相変わらず薄暗いアヤラ駅構内。

しかし、マニラを代表する駅なのにもうちょっと構内を明るくできないものでしょうか。この雰囲気では外国人旅行者はなかなか利用しないのでは?。市内に豪華なメガモールを次々と作るのも結構ですが、こういう公共交通機関にも少しは投資して欲しいなあと個人的には思いますね。

閑話休題。この時は自動券売機が混んでいたため、窓口へ。

乗車券販売窓口

“beep card, please”と言って適当な金額を窓口で差し出せば、その分だけチャージしたカードが貰えます。

駅の窓口
beepの表示あり。

今回はとりあえず200ペソを渡します。カード発行手数料として20ペソが差し引かれるため、カード内にストアされるのは180ペソということに。

自動改札機
当然、自動改札機は真新しい。

カードをかざしてピッ
カードをかざしてピッ。上の液晶部分には残高が表示されます。

プラットホームへ
プラットホームへ。

マニラのMRT3車両
電車が到着。

車内の様子
車両は古い。エアコンもほとんど効いていないため暑い。

beep専用レーン
目的地に到着。

上記写真のように改札出口にはビープカード利用者の専用レーンも設けられています。他のレーンはbeepと磁気カードのどちらも使用可能。

マニラ MRT3の自動改札機
改札の一番右端が専用レーンになっているケースが多かった。

カードへのチャージ(入金)方法ですが、自動券売機で行なう場合は、まずカードのアイコンが表示されている場所にカードを置き、画面上で”Add Value”を選択。

読み取り中
カードデータ読み取り中。

画面表示

右上に残高(36ペソ)が表示されるので、チャージしたい金額を投入。紙幣・コイン共に使用できます。

お金を入れOKをタッチ
とりあえず100ペソを入れ、OKをタッチ。

読み取り中
カードデータ書き換え中。この時カードはまだ動かさないように。

入金完了
入金完了!136ペソに。

左側のReceiptをタッチすればレシートも発行されます。必要なければOKをタッチし、終了。

beepのチャージ方法

このビープカード、将来的にはコンビニ、近郊鉄道路線、バス、高速道路、ジープニーなどでも使えるようにする計画とのこと。計画が計画のままで終わらないことを期待しています。