タイ・ベトジェットエア バンコク―プーケット VZ300便 搭乗記

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バンコクからプーケットまで格安航空会社タイ・ベトジェットエア(Thai Vietjet Air)の国内線を利用しました。

同社は今年9月から定期路線の運航を始めたばかりで、名称からもわかるようにベトナムのベトジェットエア系列のLCCとなります。

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現時点で国内線はバンコク~プーケット、バンコク~チェンマイ、プーケット~チェンラーイの3路線のみに就航。

タイの他のLCCと異なり、ドンムアン空港ではなくスワンナプーム空港をベースとしているのが大きな特徴です。本家ベトジェットエアに合わせた形ですが、国際線との乗り継ぎという点を考えても、より路線数の多いスワンナプームの方が便利ですね。

今回乗ったバンコク~プーケット線、自分が搭乗した時点ではVZ300便という便名で運航されていました。ただ、今月(2016年11月)から便数が1日3便に増え、それと共に便名・フライト時間も変更されています。VZ300便はバンコク発19:05→プーケット着20:35という夜のフライトで、現在だとVZ826便に近いスケジュールです。

当日はフライト出発の2時間以上前にスワンナプーム空港に到着。

スワンナプーム国際空港出発フロア
スワンナプーム国際空港出発フロア

ベトジェットエアの看板が見えたのでチェックインカウンターに行くと、ここはチェンマイ行きのみで、プーケット行きは隣のカウンターとのこと

タイ・ベトジェットエアのチェックインカウンター
タイ・ベトジェットエアのチェックインカウンター

同じ国内線でも路線によりカウンターの場所が違う点には注意が必要です。国内線はこの時点ではウェブチェックインには未対応。ただ、カウンターに並んでいたのはわずか数人で、搭乗手続きはあっという間に終了。

LCCなので預け入れ手荷物は有料です。航空券予約時に15kgまでというオプションを付けたところ追加料金は165バーツ(約490円)でした。

地上業務はバンコクフライトサービス(Bangkok Flight Services)という会社に委託されていて、先ほど受け取った搭乗券にもタイ・ベトジェットエアという文字の記載はありません。

搭乗券
搭乗券。唯一便名で判別できる程度。

そういえば、昨年カンボジア・アンコール航空を利用した際もこの会社でした。

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便数の少ない航空会社がスタッフを常駐させるのは負担が大きいでしょうから、仕方がないでしょうね。

この時点でまだ2時間以上時間が余っています。さすがに空港に来るのがちょっと早すぎました。再度1階まで降り、フードコートで夕食をとることに。

フードコートのマジックフードポイント
フードコートのマジックフードポイント

場所は1階の8番出口付近。

ガオラオとカオムークロープ

カオムークロープとガオラオというかなりがっつりとした食事。一皿50バーツ程度で、飲み物を入れても計400円ほど。満足です。

ここでのんびりとして、結局制限エリアに入ったのは出発の40分ほど前になってから。

スワンナプーム空港 国内線ターミナル内

この日の出発ゲートはA2。ほぼ定刻通りに搭乗開始されたものの、ゲートでの最終確認をスタッフ1人でやっているため、なかなか前に進みません。

なんとかチェックを終え、階段で地上階に降り飛行機まではバスで移動。機材はLCCでは定番のエアバスA320型機。

タイ・ベトジェットエアのエアバスA320型機
タイ・ベトジェットエアのエアバスA320型機

ベトジェットエアの機材とほぼ同じデザインですが、垂直尾翼部分にThailandと入っていて、タイ籍の航空会社だということがわかります。

機内の様子
機内の様子

機内を見渡してみると搭乗率は6割弱程度。西欧人が数組いた以外、乗客はほとんどがアジア系でした。プーケットは国際的なリゾート地なのでルート的にはもっと欧米からの旅行者がいてもいいはずですが、まだタイ・ベトジェットエアの知名度が低いということが大きいと思います。この程度の搭乗率が続くようだとLCCとしては採算的に厳しいでしょうね。

水平飛行に移り、シートベルトサインが消えると機内食タイム。

機内食メニュー
機内食メニュー

短時間のフライトですがちょうど夕食の時間帯ということもあり、機内食をオーダーしている人が結構多かったです。自分はさっき食べたばかりなので眺めていただけですが。

機内食メニュー

メニューにはタイカレーやトムヤムなども。一律140バーツ(約410円)。

機内食メニュー
機内食メニュー

カップヌードルは60バーツ(約180円)。

機内食メニュー
機内食メニュー

コーヒーやミネラルウォーターなどのドリンク類は50~60バーツでした。

客室乗務員

客室乗務員たちの制服はベトジェットエアと全く同じカジュアルタイプのもの。ただ、タイのプミポン国王が亡くなって間もなかったこともあり、皆さん弔意を示す黒いリボンを胸に付けていたのが印象的でした。

フライト時間は実質1時間程度とあっという間です。これくらいの距離であれば、座席の狭さも気になりませんね。

夜間飛行ですが天候は良好。フライト中はほとんど揺れを感じることも無く、夜の帳がどっぷりと下りたプーケット国際空港に無事到着。時刻は午後8時半少し前。

プーケット空港に到着
プーケット空港国内線ターミナルに到着

同空港では国際線ターミナルも先日オープンしています。

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: プーケット国際空港 新しい国際線ターミナルの様子

到着フロア
到着フロア

荷物を受け取りターミナル外へ。以前ここでレンタカーを借りたこともありますが、この時はホテルまでの送迎が付いていたためそれを利用しました。

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今回利用したバンコク~プーケット線は、タイ国内線としてはバンコク~チェンマイ線と共に最も便数の多い路線の一つです。

到着フロア

タイ・べトジェットエア以外にも、タイ・エアアジア、ノックエア、タイ・ライオンエアとLCC主要4社が揃い踏み。さらにタイ国際航空、タイスマイル、バンコクエアウェイズも運航中と、合計7社がしのぎを削っているタイの基幹路線になります。