カンボジアアンコール航空、ホーチミン―シェムリアップ(K6809便)搭乗記

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ベトナムのホーチミンからカンボジアのシェムリアップまでカンボジアアンコール航空のフライトを利用したので紹介します。

現在、ホーチミン~シェムリアップ間はカンボジアアンコール航空とベトナム航空がそれぞれ1日2~3便を運航中。カンボジアアンコール航空はベトナム航空系列の航空会社ということでこのルートはグループで独占している感じですね。LCC未就航のため航空券は距離のわりに割高なものの、時々セールが行なわれ、その際には諸費用込み1万円前後で購入することができます。

今回搭乗した809便は曜日によってダイヤが多少前後していますが、この日はホーチミン発が午前8時20分、シェムリアップ着が午前9時50分というフライトスケジュール。

宿泊していたホーチミン・ブイビエン地区のホテルから空港まではビナサンタクシーで向かいます。時刻は午前6時20分。

ビナサンタクシーで空港へ
ビナサンタクシーで空港へ

週末の早朝ということで渋滞は全く無し。ブイビエンからわずか20分でタンソンニャット空港の国際線ターミナルに到着。

出発フロアは3階
出発フロアは3階

運賃は12万8千ドンでした。

ターミナルの外側にも出発案内表示があったのでまずは確認。ぱっと見、かなりフライトが多いように感じたのですが、コードシェアしている航空会社も全て表示しているためで、実際はそれほどでもありません。

出発案内表示
出発案内表示

カンボジアアンコール航空のチェックインカウンターはC8~10。

カンボジアアンコール航空のチェックインカウンター

カウンターは空いていて待ち時間はほとんどゼロ。ただ、チェックインしようとするとスーツケースを預けるには別料金が必要だと告げられます。25米ドルを支払いに地上業務を担当しているベトナム航空のカウンターに行く羽目に。

関連記事カンボジア・アンコール航空、プロモーション運賃では受託手荷物が有料となるケースも

再度チェックインカウンターに戻り、手続きをして終了。いつもはたいてい通路側の席を取るのですが1時間半程度の短いフライトだしと思ってこの日は窓側を指定。

搭乗券
搭乗券

この時は出国審査場・保安検査場共にやや混んでいて、出国手続きに15分、さらにその後のセキュリティチェックでも15分ほどかかりました。検査は厳格で、ベルトを外し靴も脱ぐ必要があります。

エアサイドへ
エアサイドへ

制限エリアに入ったのは午前7時20分。搭乗開始予定時刻までは少し時間があります。プライオリティパスの使えるオーキッドラウンジに行くことにします。

関連記事ホーチミン・タンソンニャット空港のオーキッドラウンジ

簡単な朝食をとったりしてここに20分ほど滞在しました。

搭乗ゲート
搭乗ゲート

この日の搭乗ゲートは11番。都合よくラウンジからもすぐ近く。10~14番のゲートはバスゲートで、エスカレーターで1階へ降ります。

エスカレーターで1階へ

ゲートに着くと定刻通りにちょうど搭乗が開始されたところでした。

11番搭乗口
11番搭乗口

と言っても飛行機まではバスでの移動、さらに一台で十分運べる人数のためバス車内でしばらく待機します。

乗客が全員揃ったところで飛行機へ。使用機材はプロペラ機(ターボプロップ)のATR72。東南アジアの小さな航空会社はよくこの機材を使っているので乗る機会が結構多いです。

カンボジアアンコール航空のATR72型機
カンボジアアンコール航空のATR72型機

後方のドアから機内に。シート周りは全体に年季が入っている感じ。

機内の様子
機内の様子

座席配列は通路を挟んで2-2。17列あるので全部で68席ということになります。

座席番号表示
座席番号表示

搭乗券を見ると11Fと書かれています。でも座席はA~Dしかありません。

搭乗券を再度確認
搭乗券を再度確認

フライトアテンダントに尋ねると、はっきりとした口調で「FとはDのことです」と禅問答のようなことを言ってきます。釈然としないまま取り合えず11Dに着席。

座席
座席

しばらくすると隣のC席に大柄の西欧人がやってきます。12列以降はガラガラだったので、後ろに移っていいか再度フライトアテンダントに質問。

「バランスの関係もあるため1列後ろの席だったらいいですよ」との返答。これは理解できました。ありがたく移動させてもらいます。

座席間隔は狭い
座席間隔は狭い

この日の乗客は30人にも満たない程度。但し、そのうちの6~7人は日本人でかなりの日本人密度の高さです。日本からはベトナム航空やANAで来て、その後カンボジアアンコール航空を使うというケースが多そうです。

午前8時20分にドアクローズし出発したものの、なかなか離陸許可が出なかったようで、結局離陸するまでに20分ほどかかりました。

プロペラの回転で発するやや低い音が機内に響きます。離陸後5分程度でシートベルトサインが消え、すぐに出入国カードと税関申告書が配られます。

カンボジアの出入国カードと税関申告書
カンボジアの出入国カードと税関申告書

それに続いて機内食、と思っていたら残念ながら水だけでした。ラウンジで食事をしておいて良かったです。

機内で提供されたのは水だけ

以前バンコク~シェムリアップ間を利用した時は確か軽食が出たのですが、経費削減でしょうか。

Googleマップを見ていると午前9時頃にタイニン省のあたりからカンボジア領内へ入っていきます。天候は安定していて揺れはほとんどありません。

フライト中の景色

シートポケットに入っていたANGKORという機内誌の情報によると、現在のカンボジアアンコール航空の保有機材はATR72-500が3機、A320が3機、A321が1機というラインアップとのこと。

機内誌と安全のしおり
機内誌と安全のしおり

午前9時20分にシートベルト着用のサインが再び点灯。徐々に高度を下げていきます。シェムリアップ国際空港に到着したのは午前9時45分。

カンボジアアンコール航空のフライトアテンダント
カンボジアアンコール航空のフライトアテンダント

フライトは実質1時間、あっという間でした。

以前も指摘しましたが、カンボジアアンコール航空の日本語ページはプロモーション・セール運賃が適用されません。必ず英語ページまたはスカイスキャナーなどで検索してから予約することをおすすめします。

シェムリアップに到着
シェムリアップに到着

この空港に来るのはおよそ2年ぶり。新しい国際線ターミナルになってからはこれが初めてでした。

シェムリアップ国際空港
シェムリアップ国際空港

以前とは雰囲気もだいぶ違って館内は近代的な造り。ビザはオンラインで取得してあったので、そのまま入国審査場へ。

ターミナル内の様子
ターミナル内の様子

ターミナルを一歩出ると、プリペイドSIMの販売ブースやレストランが並んでいます。

プリペイドSIMの販売ブースやレストランが並ぶ

今回は宿泊先のホテルで送迎を予約済み。スタッフと落ち合ってからシェムリアップ市内中心部へ向かいました。