シンガポールのオーチャードロードに新たにオープンしたホテル、ヨーテル・シンガポール(YOTEL Singapore)に泊まったので紹介します。
YOTELはイギリス発祥のバジェットホテルチェーン。ロンドンのヒースロー空港やパリのシャルル・ド・ゴール空港内にあるカプセルホテルがよく知られていますが、アジアに進出するのはこれが初めてです。
予約
一番安いプレミアムクイーンという部屋を選択。公式よりも大手ホテル予約サイトの方が安かったためAgodaで予約。オープン記念料金ということで1泊約1万2千円(朝食無し、税・込み)でした。
ロケーション
立地はオーチャードロードのタイ大使館のすぐ東側。建物自体は50メートルほど奥まった位置に建っています。
住所: 366 Orchard Road Singapore 238904
電話: +65 6866 8000
オーチャードエリアの中心で、周囲にはアイオン、タングス、高島屋、パラゴンといった大型商業施設が点在している超一等地。ショッピングや食事には全く困りません。
最寄り駅のMRTオーチャード駅までは徒歩5分ほど。最寄りのバス停はタイ大使館前。マリーナベイサンズ、ブギス、クラークキー、チャイナタウン、セントーサ島などの主要スポットへはバスで乗り換えなしで行くこともできます。
タイ大使館とカフェのtccの間の小道を進んでいくとホテル入口。
エントランスは2階。
ホテルの建物は30階建て。今回アサインされたのは21階の部屋でした。
WORK, PLAY, EAT, DRINK, SLEEP, REPEAT…。人生はシンプルにこうありたいものですね。
客室
既存の空港内のYOTELに比べると多少広く、一般的なプレミアムルームでも約14平米。日本のビジネスホテルと似たり寄ったりの大きさ。
ベッドは余裕のクイーンサイズ。電動式になっていて角度を変えることも可能。マットレスは体の重みで自然に沈み込む感じですごく寝やすいです。
ただ、電動ベッドってテレビを見たり本を読んだりするのに便利ではあるものの、コストアップに繋がるでしょうし、あえて必要はないかなあというのが個人的な感想。
室内はコンパクトながらも、セーフティボックス、冷蔵庫、ハンガーラック、使い捨てスリッパ、アイロン、アイロン台、傘なども装備していて、このクラスのホテルとしては設備はかなり充実。
日本のビジネスホテルでも時々あるように、スーツケースはベッドの下に収納可能。
テレビの下には折り畳み式の簡易テーブル。ただ、狭いうえに室内には椅子もないのでパソコン作業などには全く不向き。
ベッドサイドのコンセントは穴が3つのBFタイプでしたが、テレビの下のはユニバーサルタイプで日本のAタイプもそのまま使えました。館内や室内で提供されているフリーWi-FiはYOTELの売りの一つにもなっていて、速く終始安定。
接続速度を測ってみたところ30Mbps以上。
洗面スペースはバスルームではなくベッドルーム側にあります。
ここには歯ブラシ&歯磨き粉セットとハンドソープも。
バスルーム
全面ガラス張りで非常に明るいバスルーム。高所恐怖症の人は要注意(笑)。
バジェットホテルですのでバスタブは当然無くシャワーのみ。アメニティ類はシャンプー、コンディショナー、ボディソープを完備。
窓には2重のロールカーテンが付いていて、1つ下ろせば目隠しが、両方下ろせば完全に遮光できるようになっています。
館内の様子
10階がクラブラウンジという名前のフロアで、小さな屋外プール、フィットネスジム、レストランなどを併設。
今回ホテルで食事は摂らなかったため、レストランについての詳細は不明。
総評
この日はちょうどオープン初日ということで、ゼネラルマネージャーら幹部数名もロビーでゲストを迎えていました。
このホテルの一番の魅力は何といっても立地の良さ。それ以外にも、スタッフ(YOTELではクルーと呼ぶのだそう)は皆フレンドリーですし、雰囲気は全体にスタイリッシュ。客室も機能的と概ね快適に過ごせました。不満点は部屋に書き物に適した机・椅子が無いことと、シャワーの水圧が多少弱かったことくらいでしょうか。
客室の簡単な動画も撮ってきましたので以下よりどうぞ。
バジェットホテルとしては装備品類も充実、さらに狭いスペースを上手に使っているあたりは「おしゃれな東横イン」と呼んでもいいのではないかと思います。
チェックアウトはロビーに置かれたキオスクで行ないました。これでチェックインすることも可能。
今回は開業したばかりで多少安く泊まることができましたが、今後は1泊1万5千円程度になるのではないかと思います。部屋は狭くても構わないからオーチャード地区で比較的安く綺麗なホテルを、という方には十分お勧めのできるホテルです。