バサカエア、シェムリアップ―プノンペン(5B902便)搭乗記

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先日、カンボジアの国内線でバサカエア(バサッカ航空)のフライトを利用したので紹介します。

カンボジアではここ2、3年で次々と新興航空会社が誕生していますが、このバサカエアは2014年末に定期便の運航を開始。既に古株の部類に入ると思います。

今回搭乗する902便はシェムリアップ発10時55分、プノンペン着11時35分というダイヤ。午前9時過ぎに、宿泊していたシェムリアップ市内ソクサン通りのアプサラセンターポイントホテル(Apsara Centrepole Hotel)からトゥクトゥクで空港へ向かいます。

空港へはトゥクトゥクで
シェムリアップまた来たいなあ

所要時間は20分ほど。シェムリアップ空港にはターミナル1とターミナル2があり、どちらも平屋の建物。国内線は古く小さいターミナル2の方です。

シェムリアップ空港の国内線ターミナル
国内線ターミナル

航空券は搭乗の3日ほど前に公式サイトからオンラインで購入。運賃が34ドル、手数料が5ドルで合計39ドル。まあLCC並みに安いです。

ターミナル内へ

ターミナル内に入るとチェックインカウンターはガラガラで搭乗手続きはすぐに完了。受託手荷物は20kgまで無料です。

バサカエアのチェックインカウンター
バサカエアのチェックインカウンター

この時は一番端の5~7カウンターがバサカエア用に割り当てられていました。

搭乗券
搭乗券

出発案内で確認すると、現在シェムリアップ発の国内線を運航しているのはバサカエア、カンボジア・アンコール航空、JCインターナショナルエアラインズの3社。プノンペン行きが中心ですが、シアヌークビル行きも。

国内線の出発案内
国内線の出発案内

出発までまだ1時間以上あったため、8月に空港内にできたというスターバックスに寄って行くことにします。

シェムリアップ空港のスターバックス

スターバックスがオープンしたのは国際線ターミナルの西端近く。国内線ターミナルからだと5分ほど歩きます。

シェムリアップ空港のスターバックス

値段は本日のコーヒーが2.5ドル、カフェラテが3.75ドル(いずれもトールサイズ)といったところ。しばらくここでのんびりした後、国内線ターミナルに戻ります。セキュリティチェックを受けて待合エリアに。

待合エリア

自分の乗る便は10時55分発ですが、その前にカンボジア・アンコール航空の便もあるためエリア内はかなり混雑。テナントとしてアーティザンアンコール(Artisans Angkor)のショップとブルーパンプキン(Blue Pumpkin)が入っていました。

アーティザンアンコールのスタッフに「置いてある雑貨は市内の本店と値段は一緒?」と尋ねたら「全部同じです」とのこと。お土産など買い忘れたものがあったらここで買ってもよさそうですね。

アーティザン・アンコールのショップ
アーティザン・アンコールのショップ

10時20分に搭乗開始のアナウンス。

搭乗開始

飛行機までは歩いて向かいます。

飛行機までは徒歩で

機材はお馴染みのエアバスA320。

バサカエアのエアバスA320型機
バサカエアのエアバスA320型機

少々古ぼけた機材ですが、ビジネスクラスも12席(2-2配列)有り。

ビジネスクラスの座席
ビジネスクラス

エコノミークラスは3-3配列で全138席。搭乗率は7割位でした。乗客は中国人が多く、それ以外に目立っていたのは西欧人学生の団体。

エコノミークラスの座席
エコノミークラス

10時35分にドアクローズされ、10時45分に離陸。安定飛行に入るとすぐにドリンクサービスが始まります。

ドリンクサービスのみ

機内アナウンスはクメール語、英語、中国語の順。

機内誌や安全のしおりなど
機内誌や安全のしおりなど

カジノで有名なナーガワールドと同グループの航空会社ということで、機内誌というよりはナーガワールドの宣伝といった感じの内容。

半年にもわたる雨季が終わりに近づいている時期だったということもあり、機内から外を眺めるとトンレサップ川は満々と水を湛え、大地もたっぷりと雨水を吸っています。どこまでが川でどこからが陸地なのかもはっきりしない状態。

機内からの眺め

11時過ぎには降下が開始されます。水平飛行時間は10分にも満たないほど。シェムリアップ~プノンペン間は直線距離だと200kmちょっとしかないため本当にあっという間です。

メコン川とトンレサップ川の合流地点
メコン川とトンレサップ川の合流地点

11時18分に無事プノンペン国際空港に着陸。正味のフライト時間は33分。幸い天候にも恵まれ、揺れもほとんどなく至って平穏なフライトでした。

バサカエアの客室乗務員たち
お世話になった客室乗務員たち

左側の男性が3か国語のアナウンスを一人で担当。

今回初めてバサカエアを利用してみましたが、地上業務を含めたオペレーションやキャビンアテンダントの対応などは意外としっかりしているという印象を受けました。路線を急拡大させることもせず、比較的堅実な運航を行なっている点にも好感が持てます。

カンボジア国内線のファーストチョイスとしては、フラッグキャリアであり便数の多いカンボジア・アンコール航空になるのでしょうが、その次の選択肢としてバサカエアを選ぶのは悪くないなというのが実際に搭乗してみての感想です。

プノンペン国際空港に到着

空港からプノンペン市内まではUberを利用しました。詳細は下記の記事よりどうぞ。

関連記事プノンペン空港から市内中心部までUberを利用してみました