スクート、ホーチミン―シンガポール線(TR2323便)搭乗記

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ベトナムのホーチミンからシンガポールまでLCCスクート(Scoot)のフライトを利用したので紹介します。

この路線、以前はタイガーエアが運航していたのですが、今年7月にスクートとタイガーエアが合併。それ以降は新生スクート(会社名はスクート・タイガーエア)での運航となっています。

今回搭乗したTR2323便はホーチミン発が午前8時55分、シンガポール到着が午前11時55分というスケジュール。ベトナムとシンガポールの間には時差が1時間あるため、ダイヤ上の所要時間はちょうど2時間。

宿泊していたホーチミン1区ブイビエンエリアのプラハホテル(Prague Hotel)を朝6時50分に出発。ビナサンタクシーで空港に。このホテルのレビューも近々当ブログ内で書こうと思っています。

Grabバイクで空港へ向かう女の子

途中、スーツケースを胸の前に抱えGrabバイクで空港へ颯爽と向かう女の子に遭遇。なかなか逞しいですね。

日曜の朝ということで大きな渋滞は無く、7時10分にタンソンニャット空港の国際線ターミナルに到着。

国際線ターミナルに到着

ターミナルに入り出発案内を確認するとスクートのカウンターはH列との表示。

出発案内表示

この時はH8~H10がスクート用に割り当てられていました。カウンターに20分ほど並び、搭乗手続きが完了。

スクートのチェックインカウンター
スクートのチェックインカウンター

スクートでウェブチェックインができるのは現時点ではシンガポール発のフライトのみ。エアアジアグループと比べるとこの点が不便なので是非とも改善して欲しいです。

隣のH5~H7はスクートのライバルであるジェットスター・アジアのカウンター。3K556便というフライトの搭乗手続きが行なわれていて、よく見ると同じくシンガポール行き、しかも出発時間も8時55分と自分の乗る便と全く同じでした。こんなこともあるんですね。

ジェットスター・アジアのカウンター

他人のチェックインの様子をいつまでも見ていても仕方がないので出国審査場に向かいます。

ここも結構混雑していて出国するまでに20分ほどかかりました。次いで保安検査。靴も脱いでチェックされます。結局、制限エリアに入ったのは午前8時ちょっと前。

現在、タンソンニャット空港の国際線搭乗ゲートは8番~27番の19か所(13番は欠番)。今回は16番ゲートからの搭乗でした。

搭乗口へ
搭乗口へ

待合エリアは15番搭乗口と共通のため結構広いです。

待合エリア

8時25分になってシンガポールからの便が到着。

スクートのエアバスA320型機
スクートのエアバスA320型機

機体の塗装はスクート仕様に塗り替えられていたものの、垂直尾翼だけはトラ模様でタイガーエア時代の面影が。

搭乗開始

8時40分に搭乗開始のアナウンスが入ります。

いざ出発!
いざ出発!

エコノミークラスの座席間隔は公表されているデータだと28.5インチ(約72cm)。狭いです。

座席間隔は狭い

座席に着きざっと見渡したところでは搭乗率は9割前後。アジア系がほとんどで、あとは西欧人が1割という感じでした。

9時10分にタキシングが開始され、9時20分に離陸。

離陸

10分ほどで安定飛行となりシートベルトサインがオフに。すぐに客室乗務員がシンガポールの出入国カードを配り始めます。

シンガポールの出入国カード

お隣のマレーシアやインドネシアでは既に出入国カードは廃止されていますが、シンガポールはまだ必要。但し、シンガポール出国時に自動化ゲートを使った場合は半券の出国カードは回収されず、手元に残ることになります。

関連記事シンガポール出国時の自動化ゲートは観光客でも利用可能

機内誌、機内食メニュー
機内誌、機内食メニュー

食事メニューは12シンガポールドル(約1,000円)のものが中心。

食事メニューは12シンガポールドル

ドリンク類は4シンガポールドル(約330円)。いくら機内とはいえさすがにどちらも高すぎですよねぇ。

ドリンク類は4シンガポールドル

フライト時間が短い上に、ホテルで朝食をしっかり摂ってきたためここでは何も食べず。

トイレに行ったり外の景色を眺めたりしているとあっという間に10時15分。シートベルトサインが再び点灯し、降下が開始されます。ここで時計の針を1時間進めておきました。

降下中

到着したのはほぼ定刻通りの正午(シンガポール時間)。最後までほとんど揺れることもなく、座席が狭いことを除けば快適なフライトでした。

お世話になったフライトアテンダント
お世話になったフライトアテンダント

スクートはチャンギ空港ではターミナル2を使用しています。

チャンギ空港ターミナル2に到着

入国審査場はガラガラ。顔写真の撮影と両親指の指紋のスキャンをされるものの、係官の対応は素早く1~2分で終了。さらに、預けた荷物を受け取ろうとターンテーブルに着いたら既に自分のスーツケースが回っているという手際の良さ。飛行機を降りてからここまで10分しか経っていません。

チャンギ空港は東南アジアの他の大空港と比較すると、とにかくストレスフリーなのが際立っています(この後のバンコク・ドンムアン空港が酷かったので、余計にそう感じるのですが・・・)。

今回はホーチミン~シンガポール間でスクートを利用しましたが、この区間には他にもジェットスターやベトジェットエアといった格安航空会社も就航しています。各会社間の競争も激しいため、ピーク時期以外であれば航空券は通常5~6千円程度で購入できると思います。