海外旅行に持っていった動画撮影用機材などを紹介

シェア

今回、海外旅行中に初めてまともな動画撮影というものを経験しました。それに関して質問なども結構頂いたので、ここでまとめて紹介しようと思います。なお、旅行先は東南アジアで期間は1週間ほどです。

GoPro Hero6

カメラ

アクションカメラの定番GoProの最新モデル、GoPro HERO6 Blackを持って行きました。とにかくなるべくコンパクトで軽量なものということ、マウントなどのアクセサリー類が豊富、さらに6になってこれまで弱点とされていた手ぶれ補正がかなり改善されたということを聞いてこれを選択。

入手したのが出発する1週間前というタイミング。さらに箱から出したのは出発前日ということで、全くのぶっつけ本番状態で出かけることになってしまいました。それでもGoPro5で以前何度か撮影したことがあり、おおよその使い方などは把握済みでした(その時の動画がこれ)。

基本的な操作方法はこれまでのモデルと大きく異なるわけではないため、撮影自体は特に困ることもなくスムーズにできました。ただ、最初にベトナムでちょっと練習を兼ねて街撮りをしていた際に感じたのが、歩きながらの撮影では手ぶれ補正が思っていたほどではないなあということ。特に方向が変わった時などにカクッカクッという感じでブレが生じるのが気になり、その傾向は光量の落ちる夜になるとさらに顕著でした。

旅行動画といっても様々なスタイルがあると思いますが、自分の場合は街歩きとバイクに乗っての撮影が中心。バイクは問題ないとしても、このままだと街歩きで長めの動画を撮るのはちょっと厳しいかなと感じ、急遽現地でジンバル(スタビライザー)を追加購入することを決意。

しかし、既に日本を離れ滞在しているのはホーチミンです。ここにGoProのアクセサリーを取り扱っているような店があるのかというのが懸案でしたが調べたらちゃんと専門店がありました。疑ってごめんなさい。

ホーチミンのGoProショップ
ホーチミンのGoProショップ

場所はベンタイン市場のすぐ西側。品揃えは充実していましたし、相談に乗ってくれた店員さんたちの知識も豊富でした。

店名: HTCamera.vn (公式サイト
住所: 34 Lê Lai, P.Bến Thành, Q1, HCM

ホーチミンでGoPro関連グッズが欲しくなったらぜひここへ。ジンバルもメジャーなものはほとんど揃っていた中、コンパクトなFeiyuのWG2というモデルを購入。料金は500万ドン程度(約2万5千円)と日本で買うのと大差なかったです。

ということで今回の旅行中の動画は基本的には街歩きはGoPro6+ジンバルというセット、バイクに乗っての撮影はGoPro6単体での撮影となっています。

アクセサリー

リュックなどに取り付けることができるクリップ式のマウント。ラオスとカンボジアでバイクを借りたのですが、その際にはこれが活躍しました。

バイク本体に固定するマウントと違い、バイクを乗り降りする際にもいちいち外したり付け直したりする手間が無いのが楽ですね。Amazonを見ても類似品がかなり出ていますが、大事なのはカメラをしっかりとホールドしてくれるという点。走行中に衝撃でずれたり、あるいは外れてしまうという最悪の事態が起こらないためには何といってもグリップ力が大事です。

一応予備に、もう少し安いクリップマウントを1つ持って行ったのですが、それに比べるとやはりこれは造りがしっかりして安心感がありました。360度回転できるため汎用性も高いです。

自撮り棒は以下のものを持参しました。ただ、ジンバルを買った際にそれ用の自撮り棒兼簡易三脚みたいなものも購入したため結局これはほとんど使用しませんでした。

microSDカード・バッテリー

今回は5泊6日分の撮影をしたのですが、記憶媒体であるmicroSDカードは64GBのものを5枚、バッテリーは予備を含め2つ持って行きました。

これ以外にGoProで動作保証されているmicroSDカードは日本総代理店であるタジマモーターコーポレーションの公式サイトに掲載されています。

GoPro用microSDカード一覧表

カードについては、最終日には全てのメモリーがいっぱいになり、撮影済みの動画の中でいらない部分を消去しながら撮るという感じになってしまいました。バッテリーについても朝から晩まで撮影していると、2つのバッテリーではちょっと足りなくもう一つは必要だったかなというのが正直なところです。

海外旅行中は慣れない土地ですので、撮影以外にも気を配らなければならない点が数多くあります。そのため、不必要な心配事を増やさないためにも記憶媒体とバッテリーはなるべく多めに持っていくことをお勧めします。

GoPro6はもちろん4Kでの撮影ができますし、フレームレートの向上も図られていて4K/60fpsや1080p/240fpsといったハイスペックの設定も可能になっています。

ただ、高解像度で撮ればその分容量はかさみ、編集作業も時間がかかります。個人的には画質にはそこまでこだわりがなかったので、2.7K/30fpsや1080p/30fps程度で撮影しました。これだと必要なmicroSDカードが少なくて済むという利点もあります。

解像度とフレームレートの設定・バランスは撮影目的や用途などによっても異なるでしょうし、当然もっと高画質で撮りたいという方も多いと思います。この辺は好き好きでしょうね。

旅行中に気になったこと

ジンバルをつけることで単純に持ち物も増えるだけでなく見た目も何となく大げさな感じになります。また、GoProのバッテリーに加えてジンバル自体も充電する必要があるということで準備の手間も増えてしまいます。

街歩きでの撮影が中心であれば、より強力な光学式手ぶれ補正機能を備えたソニーのアクションカムの方が目的に合っている気もします。YouTubeで他の方の動画を見る限りではこれであればジンバルなしでも満足のいく映像が撮れるのではないでしょうか。

あと、microSDカードの保管が非常に大事です。2度と同じ映像は取れないわけですから、正直GoPro本体無くすよりも痛いです。撮影済みのmicroSDカードはパスポートなどと同様に完全な貴重品扱いでしっかり管理しておきましょう。