先日、バンドンでホテル・サボイ・ホーマンに泊まったので紹介します。
ここは1955年に行われたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)で各国の首脳が宿泊したという由緒あるホテルで、現在の正式名称はホテル・ビダカラ・グランド・サボイ・ホーマン・バンドン(Hotel Bidakara Grand Savoy Homann Bandung)。

タワーウイング、ガーデンウイング、ミレニアムウイングという3つの棟に総客室数は148室。今回自分が宿泊したのは一番安かったミレニアムウイングのデラックスルームという部屋。ちょうどセール期間中で料金は1泊約4千円(税・サ込み、朝食無し)と格安でした。
住所: Jalan Asia Afrika No. 112 Bandung 40261 West Java – Indonesia
電話: +62 22 4232244
客室
室内は思っていたよりもモダンな造り。約26平米とややコンパクトですが、一人なので全く問題無し。
ライティングデスク、セイフティーボックス、ドライヤー、スリッパなど必要な装備は一通り揃っています。
バスルーム
バスルームにバスタブは無くシャワーのみ。エグゼクティブ以上の部屋タイプであればバスタブも付属するとのことでした。

バスアメニティ類はノーブランドですが、ボディソープ、シャンプー、ハンドソープ、歯ブラシ&歯磨き粉セット、シャワーキャップ、綿棒など充実。

館内
館内にはアジア・アフリカ会議当時の写真を展示したコーナーも。「サボイ・ホーマンは歴史的瞬間の目撃者である」っていうのがいいですね。
50年後の2005年には50周年会議がやはりここバンドンで開催され、その時の写真もいくつか飾ってありました。
今回は最初から朝食は外で食べようと思っていたため食事無しプランにしたものの、朝食付きでもプラス千円程度で出ていたのでお得だと思います。
また、館内にはプールやフィットネスなどの施設もあるとのことでしたが、自分は利用しなかったので詳細は不明。
総評
ジャカルタに比べバンドンのホテル料金は随分安く、特に平日はその傾向が顕著です。ただ、それを差し引いてもこのサボイ・ホーマンはコストパフォーマンスの高いホテルだと感じました。

1939年に完成したアールデコ様式の美しい建物で、ホテル自体が国の文化遺産としても登録されています。
文化遺産を示すプレート。
今となっては、ヒルトン、シェラトン、インターコンチネンタルなどより快適で高級感のあるホテルが幾つも存在するバンドンですが、歴史のある街でこういった伝統的なホテルに泊まるのも趣があって良いものでした。
この時に撮影した動画は以下よりどうぞ。