タイ政府が外国人旅行者に対して導入を計画していた観光税(Tourism levy)の徴収が延期されることが確実になりました。
バンコクポスト(Bangkok Post)など現地各メディアが観光・スポーツ省事務次官の話しとして伝えているもので、それによると、このところのバーツ高と世界的な経済状況の悪化によりタイを訪れる外国人旅行者数が伸び悩んでいることが主要因とのこと。
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日本人旅行者は今年も順調に増えていますが、最大の顧客である中国人旅行者数は前年比割れが続いていて、今年7月末までの7か月間では3.3%減となっています。
タイに限らず、旅行者に同種の税金を課す国は増えていて、日本でも国際観光旅客税が新設され1,000円が必要になりましたし、タイ隣国のマレーシアでも今月より外国人旅行者を対象とした出国税の徴収を開始しています。
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タイではとりあえず今年中の観光税の導入は無くなったと思いますが来年以降については未定で、将来的には導入される可能性は高いのではないでしょうか。