マレーシア空港運営会社、エアアジアXに対し約20億円の支払いを求め提訴

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マレーシアの空港運営会社マレーシア・エアポーツ・ホールディングス(Malaysia Airports Holdings: MAHB)は、エアアジアX(AirAsia X)に対して、クアラルンプール国際空港における各種空港料の支払いを求め提訴したことを明らかにしています。

エアアジアXのエアバスA330型機

MAHBによると、未払いとなっているのはエアアジアXが旅行者から徴収した空港使用料金や旅客保安サービス料をはじめ、KLIAの着陸料、駐機料、旅客搭乗橋(PBB)使用料、チェックインカウンター使用料などで合計7,816万リンギット(約20億円)。これらの支払いを求め、同社子会社が22日にクアラルンプール高等裁判所に訴訟を起こしたとのこと。

MAHB presses ahead with suit against AirAsia X to claim RM78m payment

格安航空会社のエアアジアXは、新型コロナウイルスの拡大により3月末より定期便を全便運休中。経営再建を目指し、債権者に対しては債権放棄を求めるなどの事業再建計画を発表したばかりです。

AirAsia X restructures to facilitate fresh equity to restart airline and appoints Deputy Chairman to lead restructuring – AirAsia Newsroom

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