シンガポール、日本やタイなどからの渡航者も自宅待機が可能に

2020/10/28

シンガポール保健省は、日本やタイなどからの渡航者を対象に入国後の隔離条件を緩和し、政府指定の隔離施設ではなくマンションなど自宅で待機することが可能になったと発表しています。

日本はこれまでも6月17日に一旦自宅待機を可能とする国リストに加わったものの、その後、新規感染者が増えたことで7月20日には再び政府指定施設での隔離に「格下げ」となっていました。今回約3か月ぶりに条件が緩和されたことになります。

新たに対象となるのは日本、タイ、韓国、エストニア、フィジー、フィンランド、ノルウェー、スリランカ、トルコの計9カ国からの渡航者。11月4日以降の入国で尚且つ以下の条件を満たす場合に限定されます。

・過去14日以内に対象国以外への渡航が無いこと
・待機する自宅は一人暮らしまたは同行する家族のみが居住

なお、自宅待機期間中は通常の隔離措置と同様に外出は認められません。

シンガポール政府は感染リスクに応じて入国後の隔離措置(SHN)を4段階に分けていて、既に観光客も隔離無しで入国可能という国も4カ国あります。

ブルネイ、ベトナム、ニュージーランド、オーストラリア（ビクトリア州を除く）

台湾、香港、マカオ、中国、マレーシア（サバ州を除く）

日本、タイ、韓国、エストニア、フィジー、フィンランド、ノルウェー、スリランカ、トルコ

上記以外の国・地域

また、香港とは11月中にも相互渡航を認める「トラベルバブル」を開始する予定となっています。