先日、ベトナムのハノイでホテル呉竹荘トーニュム84ハノイ(Hotel Kuretakeso Tho Nhuom 84)という日系のホテルに泊まったので紹介します。
静岡県・浜松市に本拠を置く、くれたけホテルグループが運営するホテルで、今年2月に開業したばかり。同グループがハノイに進出するのはくれたけインキンマー132に次いでこれが2軒目となります。
ロケーション
立地はホアンキエム湖の南側トーニュム通り沿い。界隈はローカルなエリアですが、観光名所の湖や旧市街エリアのハノイ大教会(セント・ジョセフ教会)までは徒歩10分程度とアクセスもまずまず。
宿泊する2週間ほど前にデラックスルームという部屋を予約。朝食付きで1泊約5,500円(税・サ込み)でした。オープンしたばかりということもあってか思ったよりも安かったです。
料金・空室検索: ホテル呉竹荘トーニュム84ハノイ(Hotel Kuretakeso Tho Nhuom 84)
住所: 84 Tho Nhuom street,Tran Hung Dao ward, Hoan Kiem district, Ha Noi, Viet Nam
電話: +84 4 3784 7777
ノイバイ空港からのアクセス方法はタクシー以外であれば86番バスの利用が便利です。メリアホテル前の停留所で下車し、そこからこのホテルまでは徒歩2~3分と至近。運賃もわずか3万ドン(約150円)。
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建物は地上11階・地下3階。客室は全部で188室と比較的規模が大きく、旧市街地区に多いミニホテルと比べると全体にワンランク上の造りという印象。

正面エントランスを入るとすぐにロビーエリア。右手がフロントになっています。


この時に対応してくれたフロントスタッフはベトナムの方でしたが、チェックイン手続きもすべて日本語のみで大丈夫。他のスタッフも日本語であいさつ・接客をしてくれるため、言葉に不安がある方でも全く心配はいりません。
日本のビジネスホテルでもよくあるように、フロント横のサービスコーナーにアメニティ類やジャスミンティーのティーバッグなどが置いてあって、自由に持っていくことができるようになっているのも好印象。
また、ここでアイロン、アイロン台、枕、DVD、コミックなどの無料貸し出しも行なっていました。
ホテル内は2階~11階が客室フロア、地下1階と地下2階がミーティングルーム、地下3階にレストラン、大浴場、サウナ、フィットネスというちょっと変わったフロア構成。

レストランなどのある地下3階へ行く場合は地下1階で一旦エレベーターを乗り換える必要があり、ちょっと面倒くさいのがマイナス点。
客室
この日アサインされたのは9階の908号室。ツインルームで結構広々とした造り。
ワークデスクはかなりしっかりしたものが置かれていて、パソコンなどの作業をする際にも非常に使いやすかったです。
新しいホテルだけあって室内にはユニバーサルタイプのコンセントが数多く設置してあります。デスクの上に置かれていた館内設備とサービスについての案内も全て日本語で書かれていました。
部屋の奥から入口側を撮影すると下記のような感じに。
液晶テレビは壁掛けタイプで、日本の民放、BS放送、CS放送の一部が視聴出来るのも大きな特徴。
室内に流し台も完備していて、その下には小型冷蔵庫。
無料の水のペットボトル2本、ほうじ茶、玄米茶に加え、髭剃り、シャワーキャップ、綿棒、くし、歯ブラシ&歯磨きセットなどのバスアメニティ類などもここに置いてありました。
クローゼット内にはガウン、使い捨てスリッパ、ドライヤー、そして一番下にセイフティーボックスが。
ホテルのフリーWi-Fi接続状況も安定していて、滞在中は終始ストレスなくインターネットが使えました。
速度を測ってみると深夜とは言え、下り22Mbps、上り30Mpbsという結果に。

バスルーム
深めのバスタブと洗浄機能付きトイレを備えているのはさすが日系ホテルならでは。
熱い湯もたっぷりと出ますし、何の問題も無し。バスタブは全室完備とのこと。温水洗浄便座はINAX製。
シャンプーとボディソープはコーセーブランドでした。
館内の様子
1階奥が土産物、飲み物、菓子類、日用品などを販売するスペースとなっていて、24時間購入可能です。
特に土産物コーナーは充実していて、雑貨類、コーヒー、バッチャン焼きの陶磁器など主要なベトナムみやげ・特産品だったらここで一通り揃えられそうなほどでした。
前述のようにレストラン、大浴場、サウナ、フィットネスジムは地下3階に。
この時はチェックイン時間が遅く、また朝風呂もやっていなかったため、大浴場・サウナは利用できず。入浴可能時間は午後6時~午後10時までとなっていました。

朝食
朝食はブッフェスタイルです。提供時間は午前6時~午前10時。
レストランはスペース的にはそれほど広くはないです。それよりも、地下にあるためどことなく薄暗い雰囲気なのが気になりましたね。ただ、納豆、だし巻き卵、みそ汁といった日本食をはじめ、種類は結構豊富です。
朝食を食べながら周囲を観察していると、宿泊者の8~9割は日本人という感じ。出張なのでしょうか、スーツ姿のビジネスマンが多かったです。
今回自分は時間的に利用できなかったものの、午後6時~午後8時にはハッピーアワーと称して、ビールやソフトドリンクの無料サービスも行なっているそうです。
総評
くれたけホテルグループのハノイ1号店はキムマー通りという市内西部郊外に位置しているため、ビジネスユースがメイン。一方、今回泊まったこちらのホテルは一般の観光客にとっても比較的便利なロケーションでおススメできます。

料金的にもリーズナブルですし、日本的なサービスを求める方にとっては至れり尽くせりでコストパフォーマンスの高いホテルだと思います。
個人的に残念だったのは、大浴場やレストランが地下にあるということくらいですね。建築上の制限があるのかもしれませんが、最上階にあれば景色も楽しめ、雰囲気も断然良いのになあと感じました。
なお、朝食や大浴場・サウナは別途料金(12万ドン++)を払えば宿泊者以外でも利用可能とのことです。
ホテル近くにはマッサージ店(VIPフットマッサージ)、雑貨屋、チュングエンコーヒー、ムオンタンハノイセンターホテルなどがある程度。ここのマッサージは地元の人には人気が高いようです。まあこのクラスのホテル内マッサージなので男性向けだとは思いますが。