タイ、隔離期間の短縮やワクチンパスポートについて来週の政府会議で検討

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タイ政府は、入国者に対する隔離検疫期間の短縮やワクチンパスポートについて来週行われる新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)の本会議で検討することが明らかになっています。

ศบค.ชุดใหญ่ 19 มี.ค.นี้ เตรียมเคาะวัคซีนพาสปอร์ต-ลดวันกักตัว – ผู้จัดการออนไลน์

隔離期間の短縮はアヌティン保健大臣が議長を務める国家伝染病委員会から提案されたもので、この案では、タイ入国日の14日前~3か月前までに新型コロナウイルスのワクチンを接種し尚且つ出発前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明がある場合、隔離期間をこれまでの14日間から7日間に短縮。また、ワクチンは未接種でもPCR検査の陰性証明があれば10日間に短縮することも計画。

但し、上記のいずれかに当てはまる場合でも変異株が流行しているアフリカからの旅行者についてはこれまで通り14日間の隔離を維持するとしています。

คกก.โรคติดต่อฯ เห็นชอบวัคซีนพาสปอร์ต-ลดวันกักตัวผู้เดินทางจากต่างประเทศ – กระทรวงสาธารณสุข



タイ保健省は早ければ4月からの実施を目指すとしていますが、地元メディアのアンケート調査では隔離期間の短縮には反対(ไม่เห็นด้วย)という意見が依然多い状況。

タイでは2月末よりワクチン接種が開始され、3月8日までに29,900人が1回目の接種を完了。これまではシノバック製のワクチンのみでしたが、今週からはアストラゼネカ製のワクチン接種も開始されます。

タイ保健省疾病管理局(Department of Disease Control)は、国内の新型コロナワクチン接種者には黄熱病の予防接種証明でも用いられている国際ワクチン証明書(イエローブック, สมุดเล่มเหลือง)を発行するとしていて、将来的には「ワクチンパスポート」として利用できるようにする計画です。

タイ保健省ホームページより
タイ保健省ホームページより

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