シンガポール民間航空庁(The Civil Aviation Authority of Singapore: CAAS)は、5月1日よりシンガポールに到着する乗客を対象にIATAトラベルパス(IATA Travel Pass)の利用を許可すると発表しています。

まずは入国者に義務付けている渡航前のPCR検査結果を同デジタル証明書で表示できるようにすることで、出発空港におけるチェックイン時やチャンギ空港到着時の入国審査カウンターで情報共有が可能に。出入国手続きがこれまでよりもスムーズになるとのこと。
既にシンガポール航空では先月半ばよりロンドン行きフライトに限定して実証実験を行ってきましたが、5月からは他の航空会社も含め本格導入できることになります。なお、アプリは4月中旬以降、一般向けにダウンロード可能になる予定。
日本ではANAとJALが同パスの実証実験を行うことを既に発表しているほか、アジアの航空会社でもタイ国際航空、タイ・スマイル、大韓航空、マレーシア航空、タイ・ベトジェットエア、香港航空などが導入を予定しています。