ラオス中国鉄道、最初の車両がラオスに到着

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今年12月に開業予定のラオス中国鉄道で使われる旅客用車両が昨日ラオスに到着。主要駅のひとつであるルアンパバーン駅の様子がYoutubeにアップされていたので紹介します。

同鉄道は首都ビエンチャンと中国国境のボーテンを結ぶ約414kmの路線。今回導入された車両は中国製CR200Jで車体はラオスの国旗をモチーフにしたカラーリングが施され、かつての王朝にちなみラーンサーン号(Lanxang)という名前が付けられています。

実際の運行は7両編成で座席は二等級制(一等56席、二等662席、バリアフリー2席の計720席)。最高速度は160km/h。客車駅はビエンチャン、フォンホン、バンビエン、ムアンカシー、ルアンパバーン、ムアンガ、ムアンサイ、ナモー、ナトゥーイ、ボーテンの全10駅となっています。

同鉄道では今後もう1編成導入することになっていてそちらはラオスの伝統管楽器に由来するケーンラオ(Khaenlao)という愛称が付けられたとのこと。なお、開業日はラオスの建国記念日である12月2日が予定されています。

Lao flag symbol inspires passenger train design for Laos-China Railway | Vientiane Times
Historic Moment as First Passenger Train Along Laos-China Railway Arrives in Laos | The Laotian Times



Laos - China Railway Company Limited facebookページより
Laos – China Railway Company Limited facebookページより

ラオスでは昨年末にはビエンチャン~バンビエン間で同国初の高速道路も完成していて交通網の整備が一気に進みましたね。コロナが落ち着いてまたラオスに行けるようになったら、この電車に乗って久しぶりにルアンパバーンを訪れてみたいです。

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