バンスー中央駅への移転に伴い鉄道駅としての役目を終えつつあるバンコクのフアランポーン駅ですが、同駅発着の長距離列車は12月22日をもって運行を終了する予定です。
タイ国鉄(State Railway of Thailand: SRT)は12月23日に時刻表を改定する計画で、長距離列車をはじめ現在フアランポーン駅を発着している多くの列車はバンスー中央駅発着となります。
それ以降、フアランポーン駅では朝晩の通勤通学用を中心とした近郊列車のみが運行され、同駅を発着する列車は1日あたり22本にまで減少するとのこと。
将来的にはこれら列車の運行も無くなり、同駅周辺では再開発事業がスタート。一帯はフアランポーンヘリテージコンプレックス(Hualampong Heritage Complex)という複合施設が誕生することになっています。現在の駅舎は商業施設併設の鉄道博物館として保存されるというのが唯一の救いでしょうか。
個人的には、この計画が急遽変更され少なくともあと1年ぐらいはバンスー中央駅への移転が先送りされることを願うばかりです。
タイ国鉄facebookページより