クアラルンプール国際空港のKLIA2、開業は2014年5月へ大幅に延期

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マレーシア・クアラルンプール国際空港の西側で現在建設中の、格安航空会社専用ターミナル(通称:KLIA2)の開業が、2014年5月へと大幅に遅れることになりました。

先日、来年第1四半期になる可能性も(関連記事)とお伝えしましたが、現実にはさらに遅い第2四半期へとずれ込むことに結果に。

建設責任者であるマレーシア空港ホールディングス(MAHB)が昨日明らかにしたもので、新ターミナルは2014年4月30日完成、5月2日開業になるとのこと。

これで、2010年の着工開始から開業予定日は5回変更されたことになります。

しかし、6月28日のオープンを10日後に控えたこの時期に、さらに10ヶ月以上延期するという大胆な計画変更は日本ではとてもできませんね。

MAHBは空港デザインの度重なる設計変更が工期の大きな遅れを招いたとしていますが、エアアジアを初めとした格安航空会社は、現在使用中のLCCターミナルからの移転計画なども全て練り直しということで、かなり不満が高まっているようです。

特にエアアジアは便数も多いですし、さらにKLIA2近くに同系列のチューンホテルをオープンさせる計画もあるのですが、これも延期を余儀なくされるなど影響は多岐に及びます。

さすがにこれからほぼ1年間の猶予があるので、これ以上の遅延はないでしょうが、5度あることは6度ある?

MAHBによる公式プレスリリースは下記になります。