ヘイズによる大気汚染、シンガポールやマレーシアで深刻に

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現在、シンガポールやマレシーアなどマレー半島の南部ではヘイズ(煙霧)による大気汚染が深刻化しています。

毎年、両国ではこの時期にヘイズの影響がありますが、今年は特に酷いようで、シンガポールでは先週末からPSIレベル(PM2.5に相当)が1997年以来最悪となって、「健康に害のある」(unhealthy)レベルであるPSI100以上となる所もでてきています。

上記数値は、シンガポールのニュースサイトasia oneが公表している6月19日12時(現地時間)時点のもの。リアルタイムの数値は下記になります。

また、下記にリンクしたBBCの写真でもマリーナベイサンズやペトロナスツインタワーが霞んでいるのがよくわかります。

このヘイズはスマトラ島で行なわれている不法な山焼きが主原因とされているため、シンガポールではインドネシア側に積極的な対応をするよう呼びかけているようですが、すぐに状況が改善するのは難しそうですね。

日本のPM2.5の時と同様に、他国に要因があるというのは厄介で、西からのモンスーンが吹く9月頃まではマスクなどで各自対応していくしかなさそうです。

もちろん、旅行者にとって直ちに影響のでるレベルではないのでそこまで深刻になる必要はありませんが、下記にシンガポール国家環境局による調査データとストレーツタイムズによる関連記事を挙げておきますので参考にしてみて下さい。