昨日、日本政府観光局(JNTO)が今年上半期の訪日外国人旅行者数(推計値)を発表しています。
それによると、東南アジア内では調査対象国全てで前年を上回り、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナムの5カ国では上半期として過去最高の数字を記録したそうです。
アジアからの訪日旅行者数ベスト10は以下のようになっています。
2013年上半期訪日外客数推計値(アジアの国・地域のみ抜粋)
順位 | 国・地域名 | 訪日旅行者数 | 前年比 |
---|---|---|---|
1 | 韓国 | 1,320,200 | 38.4% |
2 | 台湾 | 1,029,700 | 49.4% |
3 | 中国 | 536,200 | ▼27.0% |
4 | 香港 | 336,100 | 43.1% |
5 | タイ | 201,900 | 52.7% |
6 | シンガポール | 83,200 | 23.4% |
7 | マレーシア | 71,500 | 16.5% |
8 | インドネシア | 65,200 | 50.1% |
9 | フィリピン | 56,400 | 28.2% |
10 | ベトナム | 40,100 | 52.1% |
出典: 日本政府観光局(JNTO)
特に増加の目立つタイを例にとって見ると、昨年1年間で日本を訪れたタイ人は約26万人(関連記事)だったものが、今年は上半期だけで既に20万人をオーバーしています。
上記データ外の7月1日からはタイ人に対する観光ビザが免除されたことも考えると、下半期はこの数字がさらに増加し、年間50万人程度まで到達するのではないでしょうか。
ちなみに、昨年タイを訪れた日本人は約130万人だったのですが、タイの人口は日本のおよそ半分、さらに両国の経済格差などを考えると、この50万人というのはかなり驚きの数字だと思います。