マレーシア鉄道公社は、2015年6月よりクアラルンプール~バターワース間に現在よりも高速の新型車両を投入することを明らかにしています。
現地メディアのスター(The Star)などが伝えているもので、最高速度は160km/hを予定。現在KL~イポー間に導入しているETS(エレクトリック・トレイン・サービス)車両は最高速度が140km/hなので、それよりも20km/hスピードアップし、さらに区間も延長されることになります。
現在運用中のETS車両。
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新たに導入されるのは中国南車(CSR)の車両で、まずは来年6月までに3編成を、その後2016年1月に7編成を追加で投入し、合計10編成体制で運用していくとのこと。
報道によると、既にクアラルンプールからタイ国境のパダンベザールまでは電化・複線化工事が完了しているようで、2016年中にはKL~タイ国境間にも新型電車が走ることになりそうです。
電化され高速化されることで従来のマレー鉄道の魅力だった旅情という面では薄くなると思いますが、移動時間はずいぶん短縮されそうですね。