先日、マレーシアのクアラルンプールからタイのバンコクまで格安航空会社のマリンドエア(Malindo Air)の便を利用しました。
プロモーション時に予約し、運賃はMYR104。これに手数料MYR29とKLIA2の国際線空港使用料MYR32が加算され、合計でMYR165(約5,500円)でした。
当日は午前8時過ぎにKLIA2に到着。まずはチェックインカウンターのあるメインターミナルに向かいます。
空港内にはユニクロも。
マリンドエアのカウンターはW。
カウンターは目的地別には分かれていなかったため、どこでチェックインしてもOKでした。どの列も並んでいるのは数人程度で、すぐに搭乗手続きが完了。
出発案内表示。KLIA2はエアアジアグループによるフライトがほとんど。
すぐ出国検査へ。
こちらも空いていて、あっという間に終了。入国時と同様、両手人差し指の指紋をスキャンされます。続いてすぐ荷物検査があったのですが、ここは形式だけという感じでチェックしている様子は無し。デイパックに入れ忘れていたペットボトルの水もスルー。
エレベーターを下り搭乗ゲートへ。ここで再度セキュリティーチェック。先ほどとは打って変わって厳重に行われていて、ベルトも外すように言われます。ペットボトルもここで廃棄。
これで手続きは全て終了。混んでいる場所が一ヶ所もなかったため、空港に着いてからここまで15分程度で終えることができました。
時間が余ったのでグロリアジーンズコーヒーで時間を潰します。Lゲートまで来てしまうと飲食店はほとんどないため要注意。ターミナル内ではフリーWi-Fiが提供されていて結構快適に使えます。
今回の搭乗ゲートはL18ということで一番端近く。搭乗開始予定時刻は9時10分。
待合室に入るものの前便の到着が遅れているようで、結局搭乗が始まったのは10時近くになってからでした。
本日の機材はボーイング737-900ER。
ビジネス12席、エコノミー168席という2クラス制。
ビジネスクラスの座席。
こちらはエコノミークラス。当然自分はこっち。
エコノミークラスの座席配列は3-3。シートは茶系の革張りでシートピッチもLCCとしては多少広めです。
ざっと見たところでは、この日の搭乗率は4~5割程度。そのうちアジア系が8割以上という感じでした。
エコノミーでもパーソナルモニター付きで、日本語表示も選択可能。
映画、ゲームなどが楽しめるほか、USBポートも付いているのでスマホの充電もできます。ただし、ヘッドホンの用意はないため、自分のものを使わなければなりません。
ドアクローズ後、ライオンエアグループはボーイング737-900ERのローンチ・カスタマーであり、現在世界で最も多く同機を保有しているのだ、えっへん、というようなビデオ映像がモニターでしばらく流れます。
離陸し水平飛行に移ると、客室乗務員が水とクラッカーというごく簡単な軽食を全員に配布。
あるだけましという程度。
系列のライオンエアとタイ・ライオンエアのフライトアテンダントたちは全く同じクバヤスタイルの制服でしたが、マリンドエアでは上が白、下が赤と青のロングスカートという制服。
モニターを見ていると、搭乗機はイポー、アロースターの上空を通り、タイに入ってハジャイを通過、その後ソンクラー湖上空周辺でタイ湾に抜けていきます。
ソンクラー周辺。
飛行中は終始大きな揺れもなく、約2時間のフライトの後、バンコク・ドンムアン空港に無事到着。出発時の遅れがそのまま響き、定刻より40分ほどのディレイとなりました。
マリンドエアはLCCにカテゴライズされていますが、受託手荷物は20kgまで無料(インド路線など一部では30kgまで)、パーソナルモニター付き、機内では軽食も出てとなると、レガシーキャリアと遜色ないですね。
プロモーションも頻繁に行なっていますし、エアアジアよりも安い料金が出ていることもしばしばです。特に、預け入れ荷物がある方はぜひチェックしてみることをおすすめします。
ただ、同社はプロペラ機(ターボプロップ)のATR72も保有していて、国内路線は主にこちらで運用されています。無料受託手荷物が15kgまでになるなど、条件等も少し異なってきますのでお間違いなく。