タイ東北部のナコーンパノムからバンコクまでノックエア(Nok Air)のDD9515便を利用したので紹介します。
ナコーンパノム空港のターミナル。
航空券は搭乗日の約2週間前に購入。料金は運賃1,068バーツに空港使用料50バーツがプラスされ、合計1,118バーツ(約4,000円)でした。
現在、この空港の定期路線はバンコク線のみ。所要時間は約1時間。ノックエアが1日1便、エアアジアが1日2便を運航中です。
ナコーンパノム中心部から空港まではミニバンをチャーター(関連記事)。市内からは結構距離があり、25分くらいかかりました。
ターミナル内に入り、まずはチェックインカウンターに向かいます。預ける荷物があると言うと、先にターミナルエントランス近くにあるX線検査機に通してからこちらに持ってきて、とのこと。
ノックエアのチェックインカウンター。
先ほどは気づきませんでしたが、よく見ると確かに小さな機械が設置してありました。検査後、再度カウンターに行き、搭乗手続きを済ませます。ちなみにノックエアは15kgまでの受託手荷物は無料。
時刻は11時近く。朝からコーヒー1杯しか口にしていなかったためかなり空腹です。ノックエアのスタッフに、制限エリア内にレストランか何かある?と聞くものの、「無い」との返答。
パブリックエリアにも食堂らしきものは見当たらないため、仕方なく売店で何か買うことに。
売店は建物の両端に1か所づつ。
お腹にたまるような目ぼしい物は無いかと探すと、冷蔵庫の中にタイ料理のレトルトフード数種類を発見。この場でレンジで温めてくれるというので、即決でガパオライスを購入。
セブンイレブンブランドのガパオライス。
量が少ないが、味は思ったよりまとも。
食べ終わっても時間が余っているのでターミナル内をぶらぶらしてみます。
小さな空港ですが、レンタカーのブースはありました。ここで車を借りて、タイ東北部をのんびり回るというのもよさそうです。
ATMはターミナル外に。
自分が利用した7月の時点では両替所は無かったものの、政府貯蓄銀行(タナカーン・オームシン)がブース開設の準備をしていました。間もなく空港内で両替もできるようになると思います。
政府貯蓄銀行の両替ブース。ATMも設置される予定。場所はエアアジアのチケットカウンター隣。
11時半近くになったので、セキュリティーチェックを受け制限エリア内へ。
制限エリア内の様子。
搭乗ゲートは一つだけ。1日3便だけですから、まあ当然ですね。
11時45分に搭乗開始。
飛行機までは徒歩で。機材はボーイング737-800型機。
ナコーンパノム空港は、元々は軍用として造られた空港で、ラオスと国境を接しベトナムへも至近というその立地から、ベトナム戦争中は米軍の拠点ともなっていました。
ここに限らず、タイ東北部の空港はかつて米軍基地として使用されていたところが多く、その影響で今でも広大な土地と立派な滑走路を備えたところが目立ちますね。
後方から搭乗。
搭乗率は4~5割程度でしょうか。ぱっと見たところでは乗客のほとんどがタイ人で、欧米人が数名というところ。
搭乗は予定より多少遅れたものの、乗客が少ないこともあってか定刻通り正午に出発。
水平飛行後、無料の軽食が配られます。
中身は水とクッキー。
水は以前通りですが、食べ物の方は乗るたびにだんだん簡素なものになっている気がします。ノックエアは昨年赤字に転落していますが、これも経費削減の一環でしょうか?。
フライト中は至って平穏で、特筆すべきこともなかったのですが、一つだけ、機内に入った時から自分の後ろの席に座っている黒人2人が気になっていました。旅行者でもなさそうで、こんな田舎(というと失礼だけど)になぜ?という好奇心から、声を掛けてみます。
体格から見ておそらくサッカー選手だろうとあたりをつけ、「professional football player?」と尋ねると、やはりそうで、地元ナコーンパノムのチームに所属しているとのこと。出身を聞くと、Ivory Coast(コートジボワール)。
自分が日本からだと言うと、チームにはダイスケという日本人もいるんだぜ、と写真を見せてくれた。
ナコーンパノムにプロのサッカーチームがあるなんて全く知りませんでしたが、後で調べてみるとどうも3部リーグのようですね。こういうところにまで、わざわざアフリカや日本から選手が来ているとは驚きです。
今回お世話になった客室乗務員。
彼女は日本語を勉強中ということで、簡単な日本語を話すことができました。
着陸も非常にスムーズ。バンコクのドンムアン空港には定刻よりも5分ほど早く無事に到着しました。
ドンムアン空港のタクシー乗り場。