日本政府観光局(JNTO)が昨年一年間に日本を訪れた外国人旅行者数統計を公表しています。
このところの日本旅行人気を反映するように、詳細なデータが明らかになっている主要20市場の中ではロシアを除く19市場で過去最高を記録。
国・地域別でみると中国からの旅行者がトップで約499万人。2014年は約241万人だったのでなんと倍以上という結果に。次いで、韓国400万人、台湾368万人、香港152万人、アメリカ103万人という順になっています。
東南アジアではタイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、ベトナムのデータが公開されていて、以下の通り。
東南アジア主要国からの訪日外国人旅行者数(2015年)
国・地域名 | 入国者数 | 2104年比 |
---|---|---|
タイ | 796,700 | +21.2% |
シンガポール | 308,800 | +35.5% |
マレーシア | 305,500 | +22.4% |
フィリピン | 268,300 | +45.7% |
インドネシア | 205,100 | +29.2% |
ベトナム | 185,400 | +49.2% |
出典: 日本政府観光局(JNTO)
上記6か国からだけで合計200万人を超える旅行者が日本を訪れたことになります。伸び率をみるとタイやマレーシアなどは若干ペースは衰えてきたものの、各国ともに2014年比で2~5割増しという高い水準をキープしていて、依然日本ブームは続いているという印象ですね。
今後は、リピーターに対する地方への魅力発信やホテル、バス、ガイドなどの拡充が課題という感じでしょうか。