タイ東北部のブリーラムからバンコクまで格安航空会社ノックエア(Nok Air)のフライトを利用した際の記録です。
今回搭乗したDD9609便はブリーラムを午後4時ちょうどに出発予定。

当日、空港には1時間前の午後3時に到着。ターミナルは平屋のごく小さな建物です。

受託手荷物がある場合、チェックインカウンターに行く前にまずはターミナル中央に置かれたX線検査機で荷物のチェック。それが済んでから航空会社のカウンターで搭乗手続きという流れになります。

なお、ノックエアでは今年2月から国内線をプロモーション・セール運賃で予約した場合は受託手荷物料金が別途必要ですのでご注意下さい。
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タイの地方空港では選択肢が格安航空会社しかないということがほとんどですが、ここブリーラム空港もそれは同様。現時点ではノックエアとタイ・エアアジアがバンコク便を運航しているだけです。

それでもターミナル内には土産物屋、ミニマート、食堂、カフェ、レンタカー屋など最低限必要な施設は揃っていました。両替所はありませんでしたが、ATMでタイバーツを引き出すことは可能です。

カフェで20分ほど小休止してから制限エリアの待合室へ。
午後3時45分に搭乗開始のアナウンスが入ります。といっても、ボーディング・ブリッジやランプバスといった設備はないため飛行機までは歩いて向かうわけなのですが。
機材はATR72-500型機。ノックエアは保有機材に全て愛称をつけていて、これは「風」を意味するノック・サーイロム号。
後部ドアから搭乗します。
座席配列は2-2の計66席。機内はほぼ満席でした。

無事、定刻に出発。水平飛行後、すぐに小さなボックスが配られます。中身は水のペットボトルとあられ。ノックエアはLCCですがこれは無料です。
機内誌をパラパラとめくっているとCEOのパティー・サラシン氏の姿が。
トレードマークとなっているブルージーンズに黒Tシャツという姿で一見余裕のポーズ。ただ、ノックエアはこのところ大幅な赤字が続いているため、実際はいつ更迭されてもおかしくないという状況なのですよね。

フライト中は大きな揺れもなく、バンコクのドンムアン空港には予定より15分ほど早く到着。正味の飛行時間は45分といったところでした。

小型機なのでこちらでも沖止め。ターミナルまではバスでの移動となりました。
今回、航空券は搭乗の1か月ほど前に予約。空港税や受託手荷物料金(15kgまで)込みで1,350バーツ(約4,500円)でした。この路線はタイ・エアアジアと競合していることもあって、年末年始やソンクラーン時期などの繁忙期を除けば、直前予約でも大幅に高くなることはないと思います。

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