ジャカルタ・ガンビル駅内のホテルに泊まりました

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先日、ジャカルタ中心部のガンビル駅にあるホテルに宿泊したので紹介します。

ガンビル駅はバンドン、ジョグジャカルタ、スラバヤなどへ向かう長距離列車の始発駅で、場所はモナスのすぐ東側。この時は翌朝バンドンへ列車で移動しようとしていて、どうせだったら駅に近いホテルが便利だろうということでこのホテルを選びました。

昼夜問わず列車が発着するいわばジャカルタの中央駅的存在。構内は常に多くの乗客で賑わっています。

ガンビル駅構内の様子
ガンビル駅構内の様子

1階にはスターバックス、マクドナルド、ダンキンドーナツといった世界的チェーン店をはじめ、地場系飲食店、コンビニ、銀行、足つぼマッサージ店などが入居。

ホテルがあるのはその喧騒からやや離れた2階の一番南側です。

エントランス
エントランス

正式名称はレールトランジットスイート・ガンビル(Rail Transit Suite Gambir)。

レールトランジットスイート・ガンビル
レールトランジットスイート・ガンビル

事前に予約はしておらず飛び込みでしたがレセプションで尋ねると空きがあるとのことでほっと一安心。

レセプション・ロビー
レセプション・ロビー

ホテル名にトランジットと付いているだけあって時間貸しもしていて、各部屋のウォークイン料金はそれぞれ以下の通りです(2018年11月時点での情報)。

シングルルーム
4時間: 29万ルピア
8時間: 37万5千ルピア
12時間: 47万5千ルピア
1日: 54万ルピア

ダブルルーム
4時間: 36万ルピア
8時間: 44万ルピア
12時間: 54万5千ルピア
1日: 62万ルピア

ツインルーム
4時間: 37万5千ルピア
8時間: 46万ルピア
12時間: 55万5千ルピア
1日: 64万ルピア

エグゼクティブルーム
4時間: 37万5千ルピア
8時間: 47万ルピア
12時間: 56万5千ルピア
1日: 66万ルピア

料金表
料金表

これら個室のほかポッドルームというのも用意されていて、これは要するドミトリー。

ポッドルームの紹介

こちらは6時間で12万5千ルピア(約1,000円)、1泊で17万5千ルピア(約1,400円)となっています。

今回自分はシングルルーム1日を選択し、54万ルピア(約4,200円)。支払いは現金に加えクレジットカードも使えました。

割り当てられたのは109号室。駅構内のホテルですが廊下などは一般的なホテルとなんら変わらない造り。

廊下

シングルルームには窓のある部屋と窓のない部屋があるようだったのでチェックインの際に「窓のある部屋を」と言っておきました。

室内の様子

室内にはエアコン、テレビ、書き物机、シャワー、トイレなどを完備。冷蔵庫はなかったものの机の上には無料の水のペットボトルが1本置いてありました。

バスルーム
バスルーム
シャワー
シャワー

オープンしてまだ数年と言っていましたが、その割に室内の壁やバスルームなどは汚れが目立ちました。清掃・メンテナンスがイマイチかなという印象です。

ガンビル駅は3階がプラットホーム・線路という造りなのでホテルのちょうど真上。夜、ベッドに横になっていると時折ガタンゴトンと列車の通る音が響くのはご愛敬。

朝、部屋のドアをノックする音が。誰かと思ったらホテルスタッフが弁当箱に入った食べ物を持っていて、宿泊者全員に配る無料の朝食とのこと。

正直、あまり口にあわなかったのでほとんど手を付けませんでした。一応朝食が付くだけましでしょうか。

部屋の装備や清潔さを考えると割高なものの、立地を考えれば十分許容範囲内だと思います。何といっても駅の改札まで歩いて2~3分なのですからこれ以上便利なホテルは無いですね。

ただ、大手予約サイトでは取り扱いがほとんどなく、Agodaでは掲載こそしているものの現時点では予約は受け付けていない模様。唯一、地場系旅行サイトのTravelokaではオンライン予約が可能です。

宿泊する以外にも列車待ちなどの休憩代わりにという使い方も可能ですし、ホテルの隣にはシャワーとロッカーを備えた施設も併設されているため、移動の前にさっぱりしたいあるいは荷物を預けたいという方はこちらだけを利用してもよさそうです。

シャワーとロッカー

ちなみにシャワー料金はバスタオル、コーヒー付きで7万ルピア(約560円)となっていました。

料金表
料金表

この時に撮影した動画は以下よりどうぞ。ホテル情報に加えてインドネシアの鉄道のチェックインの様子も紹介しています。